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「友達」という言葉ほど、その価値が高く思われていて、よく使われていて、しかし実はこれほどまでに脆いものはない。金があれば、楽しいことがあれば、誰もが友達面して寄ってくる。しかしいざ、落ちぶれたときには我先にと去っていく。「貧乏や苦難の時に友達と言ってくれる。それこそが真の友達だ」とは誰の言葉だったろうか。
中国の春秋時代に管仲【かんちゅう】という人がいた。その友人に鮑叔【ほうしゅく】という人がいた。詳しい経緯は省くが、この鮑叔が王様である桓公【かんこう】に管仲を推薦したとき、桓公は当初嫌がった。管仲が罪人だったことも理由のひとつだろうが、それよりも彼に関する悪い噂を知っていたからだ。以降は、桓公と鮑叔とのやりとり。
「管仲は昔、お前と一緒に商売をしていたが、奴はいつも分け前を多く持っていったと聞くぞ」
「彼の家は貧乏だったのでそうしただけです。欲得ずくでないことは分かっていたので、私も認めました」
「以前、管仲のせいで窮地に陥ったことがあると聞いたが、本当か?」
「私の名声を高めようとしてくれたことが、たまたま裏目に出てしまっただけのことです。いつも物事がうまく行くとは限らないものです」
「管仲は戦争があるたびに、いつもさっさと逃げ帰ったと聞くぞ」
「彼には老母がおり、もし彼に何かあったらその老母を世話するものがおりません。そのために命を惜しんだのであって、臆病でそうしたわけではありません」
そして鮑叔はとどめに、
「王様が一国の主としてのみ君臨するおつもりなら、私と高徑【こうけい】(大臣の名前)だけで十分です。しかし天下の覇者たらんことをお望みなら管仲なくしては叶いません」
桓公は果たして管仲を登用し、やがて管仲は宰相にまで登りつめる。鮑叔の地位は、常に管仲よりも下だったが、鮑叔はそのことについて不平や不満を漏らしたことは一度もなかった。また管仲を推挙したことについて自慢したり、宰相の友人だからといって威張ったりしたことも、一度たりともなかった。
管仲は後にこう言った。
「我を生めるは父母なりといえど、我を知るは鮑子なり」
(私を生んでくれたのは父母だが、私のことを本当に知っているのは鮑叔だ(「子」は敬称))
後世、二人の友情の深さを称え、苦難・苦境の時でも常に固い絆で結ばれた友情のことを「管鮑【かんぽう】の交わり」と呼ぶようになった。
ロシア語で「仲間、同胞」のことを「Toverisch 【タワーリシチ】」と言います。

Tovarisch 【タワーリシチ】
基酒:Vodka 【ウオツカ】
技法:シェーク
度数:27度
グラス:カクテル・グラス
レシピ
Vodka 【ウオツカ】 2/4
Kümmel 【キュンメル】 1/4
Lime - Juice 【ライム・ジュース】 1/4
Kümmel 【キュンメル】 は、キャラウェイのドイツ語読み。姫ういきょうともいいますが、これを主としたリキュールです。量販店では入手しづらいですね。リキュールとしては適度な値段ですが、大量に使うものでもないので、放置される可能性大。家よりもむしろBarで飲むカクテルです。
また、英語で「古い友人、親しい仲間」のことを、「Old Pal 【オールド・パル】」と言います。

Old - Pal 【オールド・パル】
基酒:Rye - Whiskey 【ライ・ウィスキー】
技法:ステア
度数:24度
グラス:カクテル・グラス
レシピ
Wild - Turkey (Rye) 【ワイルド・ターキー(ライ)】 1/3
Dry - Vermoute 【ドライ・ヴェルモット】 1/3
Campari 【カンパリ】 1/3
Wild - Turkey (Rye) 【ワイルド・ターキー(ライ)】 は、私がこのカクテルを作るときには必ず用いているというだけで、Old - Overholt 【オールド・オーヴァーホルト】 でも Jim - Beam (Rye) 【ジム・ビーム(ライ)】 でも、ライ・ウィスキーであれば一向に構いません。
カンパリは基本的に苦手なのですが、3種の酒が複雑に絡み合って、不思議な味わいと香りを持つカクテルに変化します。
私の中での、最高峰のひとつです。初めて飲んだとき、思わず涙があふれ出たカクテルです。苦難、苦境に疲れ果てている方に、是非とも飲んでもらいたいものです。
いずれにしても、「酸いも甘いも」共に味わうことのできる、真の仲間と飲みたいカクテルです。
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中国の春秋時代に管仲【かんちゅう】という人がいた。その友人に鮑叔【ほうしゅく】という人がいた。詳しい経緯は省くが、この鮑叔が王様である桓公【かんこう】に管仲を推薦したとき、桓公は当初嫌がった。管仲が罪人だったことも理由のひとつだろうが、それよりも彼に関する悪い噂を知っていたからだ。以降は、桓公と鮑叔とのやりとり。
「管仲は昔、お前と一緒に商売をしていたが、奴はいつも分け前を多く持っていったと聞くぞ」
「彼の家は貧乏だったのでそうしただけです。欲得ずくでないことは分かっていたので、私も認めました」
「以前、管仲のせいで窮地に陥ったことがあると聞いたが、本当か?」
「私の名声を高めようとしてくれたことが、たまたま裏目に出てしまっただけのことです。いつも物事がうまく行くとは限らないものです」
「管仲は戦争があるたびに、いつもさっさと逃げ帰ったと聞くぞ」
「彼には老母がおり、もし彼に何かあったらその老母を世話するものがおりません。そのために命を惜しんだのであって、臆病でそうしたわけではありません」
そして鮑叔はとどめに、
「王様が一国の主としてのみ君臨するおつもりなら、私と高徑【こうけい】(大臣の名前)だけで十分です。しかし天下の覇者たらんことをお望みなら管仲なくしては叶いません」
桓公は果たして管仲を登用し、やがて管仲は宰相にまで登りつめる。鮑叔の地位は、常に管仲よりも下だったが、鮑叔はそのことについて不平や不満を漏らしたことは一度もなかった。また管仲を推挙したことについて自慢したり、宰相の友人だからといって威張ったりしたことも、一度たりともなかった。
管仲は後にこう言った。
「我を生めるは父母なりといえど、我を知るは鮑子なり」
(私を生んでくれたのは父母だが、私のことを本当に知っているのは鮑叔だ(「子」は敬称))
後世、二人の友情の深さを称え、苦難・苦境の時でも常に固い絆で結ばれた友情のことを「管鮑【かんぽう】の交わり」と呼ぶようになった。
ロシア語で「仲間、同胞」のことを「Toverisch 【タワーリシチ】」と言います。

Tovarisch 【タワーリシチ】
基酒:Vodka 【ウオツカ】
技法:シェーク
度数:27度
グラス:カクテル・グラス
レシピ
Vodka 【ウオツカ】 2/4
Kümmel 【キュンメル】 1/4
Lime - Juice 【ライム・ジュース】 1/4
Kümmel 【キュンメル】 は、キャラウェイのドイツ語読み。姫ういきょうともいいますが、これを主としたリキュールです。量販店では入手しづらいですね。リキュールとしては適度な値段ですが、大量に使うものでもないので、放置される可能性大。家よりもむしろBarで飲むカクテルです。
また、英語で「古い友人、親しい仲間」のことを、「Old Pal 【オールド・パル】」と言います。

Old - Pal 【オールド・パル】
基酒:Rye - Whiskey 【ライ・ウィスキー】
技法:ステア
度数:24度
グラス:カクテル・グラス
レシピ
Wild - Turkey (Rye) 【ワイルド・ターキー(ライ)】 1/3
Dry - Vermoute 【ドライ・ヴェルモット】 1/3
Campari 【カンパリ】 1/3
Wild - Turkey (Rye) 【ワイルド・ターキー(ライ)】 は、私がこのカクテルを作るときには必ず用いているというだけで、Old - Overholt 【オールド・オーヴァーホルト】 でも Jim - Beam (Rye) 【ジム・ビーム(ライ)】 でも、ライ・ウィスキーであれば一向に構いません。
カンパリは基本的に苦手なのですが、3種の酒が複雑に絡み合って、不思議な味わいと香りを持つカクテルに変化します。
私の中での、最高峰のひとつです。初めて飲んだとき、思わず涙があふれ出たカクテルです。苦難、苦境に疲れ果てている方に、是非とも飲んでもらいたいものです。
いずれにしても、「酸いも甘いも」共に味わうことのできる、真の仲間と飲みたいカクテルです。
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LATTE DI SUOCERA
【ラッテ・ディ・スゥォチェラ】

私がこれを知るきっかけになったのは、filth氏のブログでのこと。引用させていただくと、
「漫画「レモンハート」でマスターが何十年とこの酒を探しまわる。 <中略> 漫画内では味のコメントとかは特に無く、飲んだみんなは「おーーー」とか「うおーーーー」としかいってないので自分で飲んでみましょうということではないでしょうか。 」
で、意を決して購入。
液体の色は、琥珀色。ラベルを剥がして「スコッチ、15年ものです」と言われても分からないかも。薬草系リキュールとは想像も付きませんね。
箱の上部に書いてあるのが「BEVANDA SPIRITOSA」・・・って「蒸留酒」?(イタリア語はあんまり読めないのに、こんな単語がすぐに分かる自分って一体・・・) 製品名の横に「75°」なので、アルコール度数は75度。あとはドクロマーク。75度もある蒸留酒なのに、文字はあまりにもそっけないですなあ。
瓶のラベルも、ドクロマークがあるものの、地味ですね。
では、いただきましょう・・・。
・・・。
・・・・。
・・・・・。
・・・・・・!?*”#&%!’”+?!*#&%???!
ええと・・・それでは、また。
さて、次は何にしようかな。
終わるなっ!
ええと、気を取り直して。
香りは、最初はバニラのような甘い匂いから、徐々に薬草の激しい刺激が紛れ込んできますね。口に含むと、最初は「ちょっと強めの蒸留酒系統」という感じから・・・
?!!*&*”#&%p@!’;”な感じで(さっぱり分からんわっ、と一人ツッコミ)。
口を閉じていられない。アルコールで口が中からゆ〜っくりと広げられていく感じです。そして甘い香り、続いて薬草刺激香、まさに「うぉーーーっ」という言葉しか出せません。それらが収まるのにしばらく時間を要して、最後に、舌先にかすかに残る苦味。
度数の高いお酒を飲むと、最初はムセて、後で頭がクラクラしてくるものなんですが、最初は確かにムセたものの、75度とは思えないほど余韻が艶かしくて、もう一杯いける、いや、いきたいと感じさせられます。
で、ようやく解説。
このお酒のことはほとんで知らないので、先のfilth氏のブログ情報を元にすれば、
意味は「まま母のおっぱい」。発売元は、イタリアのZANIN社。
DIABOLICAMENTE VIGOROSO の「DIABOLICAMENTE」は「悪魔的な」で、「VIGOROSO」は「元気はつらつ」、(←イタリア語はあんまり読めないのに(以下略))・・・で、どう意味をつなげればいいんでしょう、これって。
「氷を浮かべて、溶けるまで待て」とのことで、溶けてから飲んでおみると最初のキツさは解消されて飲みやすくなります。その分、香りと刺激が少々落ちますが、それでも堪能の域。
他には、「好みのアイス・クリームにかけて火をつける」のもお勧めとのこと。
幸いなことに、ZANIN社のHPがあります。こちらです。英語のページも併設されています。
Grappa 【グラッパ】 を100種類以上も扱っていて、ブランデーも作っているみたいです。英語ページではスピリッツも紹介しています。イタリア語のページと英語のページで紹介している製品が少し異なるのは、輸出していないものもあるからだとしても、何故か LATTE DI SUOCERA がありませんが・・・なんで?
そういえばこのお酒の呼び名、filth氏のブログでも、お店でも「ラッテ・リ・ソッチラ」となってました。幻だったころに、その呼び名だけが知られていたということなのでしょうか。
謎は深まる一方で・・・。
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【ラッテ・ディ・スゥォチェラ】

私がこれを知るきっかけになったのは、filth氏のブログでのこと。引用させていただくと、
「漫画「レモンハート」でマスターが何十年とこの酒を探しまわる。 <中略> 漫画内では味のコメントとかは特に無く、飲んだみんなは「おーーー」とか「うおーーーー」としかいってないので自分で飲んでみましょうということではないでしょうか。 」
で、意を決して購入。
液体の色は、琥珀色。ラベルを剥がして「スコッチ、15年ものです」と言われても分からないかも。薬草系リキュールとは想像も付きませんね。
箱の上部に書いてあるのが「BEVANDA SPIRITOSA」・・・って「蒸留酒」?(イタリア語はあんまり読めないのに、こんな単語がすぐに分かる自分って一体・・・) 製品名の横に「75°」なので、アルコール度数は75度。あとはドクロマーク。75度もある蒸留酒なのに、文字はあまりにもそっけないですなあ。
瓶のラベルも、ドクロマークがあるものの、地味ですね。
では、いただきましょう・・・。
・・・。
・・・・。
・・・・・。
・・・・・・!?*”#&%!’”+?!*#&%???!
ええと・・・それでは、また。
さて、次は何にしようかな。
終わるなっ!
ええと、気を取り直して。
香りは、最初はバニラのような甘い匂いから、徐々に薬草の激しい刺激が紛れ込んできますね。口に含むと、最初は「ちょっと強めの蒸留酒系統」という感じから・・・
?!!*&*”#&%p@!’;”な感じで(さっぱり分からんわっ、と一人ツッコミ)。
口を閉じていられない。アルコールで口が中からゆ〜っくりと広げられていく感じです。そして甘い香り、続いて薬草刺激香、まさに「うぉーーーっ」という言葉しか出せません。それらが収まるのにしばらく時間を要して、最後に、舌先にかすかに残る苦味。
度数の高いお酒を飲むと、最初はムセて、後で頭がクラクラしてくるものなんですが、最初は確かにムセたものの、75度とは思えないほど余韻が艶かしくて、もう一杯いける、いや、いきたいと感じさせられます。
で、ようやく解説。
このお酒のことはほとんで知らないので、先のfilth氏のブログ情報を元にすれば、
意味は「まま母のおっぱい」。発売元は、イタリアのZANIN社。
DIABOLICAMENTE VIGOROSO の「DIABOLICAMENTE」は「悪魔的な」で、「VIGOROSO」は「元気はつらつ」、(←イタリア語はあんまり読めないのに(以下略))・・・で、どう意味をつなげればいいんでしょう、これって。
「氷を浮かべて、溶けるまで待て」とのことで、溶けてから飲んでおみると最初のキツさは解消されて飲みやすくなります。その分、香りと刺激が少々落ちますが、それでも堪能の域。
他には、「好みのアイス・クリームにかけて火をつける」のもお勧めとのこと。
幸いなことに、ZANIN社のHPがあります。こちらです。英語のページも併設されています。
Grappa 【グラッパ】 を100種類以上も扱っていて、ブランデーも作っているみたいです。英語ページではスピリッツも紹介しています。イタリア語のページと英語のページで紹介している製品が少し異なるのは、輸出していないものもあるからだとしても、何故か LATTE DI SUOCERA がありませんが・・・なんで?
そういえばこのお酒の呼び名、filth氏のブログでも、お店でも「ラッテ・リ・ソッチラ」となってました。幻だったころに、その呼び名だけが知られていたということなのでしょうか。
謎は深まる一方で・・・。
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2006.08.17
愉悦のリキュール
カクテルといえば、Spirits 【スピリッツ】 ですね。
まずは4大スピリッツのおさらい。
スピリッツというのは蒸留酒のことです。その名の通り、穀物や薬草などを発酵させてできたお酒(これは醸造酒ですね)を、蒸留してアルコール度数を高めたものです。
・・・と、醸造酒と蒸留酒の関係も大雑把に解説しちゃいましょうか。いえね、以前にクイズ番組で「日本酒やワインは醸造酒。では、ウィスキーやブランデーのことを何というでしょう?」という問題があって、思わず「ナメとんのんか?」と思ってしまったもので。問題の難易度のことじゃありませんよ。この方面(ようするに酒)に興味のある人ならともかく、そうでない人はこういう分け方を教科書的に暗記してるのかなと思ったら、何となく寂しくて。
大麦を発酵させます。何ができますか?
ビールですね。で、ビールを蒸留させます。専用の器具の説明なんてしだすとキリがないので省略しますが、コレで出来上がるのは何でしょう。
ウィスキーです。何でこんな説明をするかと言うとですね。以前に、誰に聞かれたのか覚えてないのですが、
「ビールって麦から作るんだよね。ウィスキーも麦から作るんだよね。何でこんなに違うの?」
という質問を受けたからです。で、これはいったん置いといて。
次。
ブドウを発酵させます。ワインができますね。で、ワインを蒸留させると? ブランデーです。
何が言いたいかというと、お酒の種類を「名前だけ」全部覚えても仕方ないってことです。ピンポイントで、名前だけ、1番から10番まで覚えましょう的、だから「教科書的暗記」。それって、楽しい?
「ビールは若者の飲み物、ウィスキーはオジサンの飲み物」というイメージがありますが(これに対する反論というか怒りは後々書くとして)、どっちも麦から作られているなら納得できませんか? 根本は一緒なんですね。若い頃は、出来立ての醸造酒であるビールをがっぱがっぱ飲んでいて、年を重ねて人間的に熟成されてくると、蒸留され濃縮されたウィスキーをじっくりと味わう。
麦 → ビール → ウィスキー
ブドウ → ワイン → ブランデー
どうせ覚えるなら、こういう関係だよというラインで覚えちゃいましょう。
で、ようやく本題の一歩手前です。
いわゆるスピリッツは、ウィスキーやブランデーなどを除いた蒸留酒の総称です。中でも世界の4大スピリッツといえば、
│
├ Gin 【ジン】
│
├ Vodka 【ウオツカ】
│
├ Rum 【ラム】
│
└ Tequila 【テキーラ】
です。
ここでしつこく念押し。「教科書的暗記」はしないでね、ということです。4大スピリッツの種類を覚えるという程度ならいいんですが、例えば「Jose Cuervo 【ホセ・クエルヴォ】 は何?」「えーと、テキーラ」「じゃあ、Lemon Hart 【レモン・ハート】 は?」「あれは確か・・・ラム、だっけ?」などという(教科書的というよりクイズ的?)覚え方はお勧めできませんね。まるで「覚えないといけない」みたいで。とりあえず飲んでみて、美味しいと感じたところから情報を広めていけばいいんです。「へ〜、そうなんだ」「そんなのがあるんだ」という興味本位の感覚って、決して嫌いじゃありません。
で、ようやく本題の本題。
Gin 【ジン】 。
有名なものとしては Beefeater 【ビーフィーター】 、Tanquary 【タンカレー】 、そして

GORDON'S 【ゴードン】
Barで、ジンを何種類か置いてある場合、たいていこの3種が揃っていますね。ゴードンは2種類あって、40度のものと、47.3度のものがあります。これとはまた別に、英国国内販売向けの緑ボトルがあるのですが、当然、日本国内にはありません(断言して大丈夫だと思うんですが。ベルギー国内で契約レストランにしかないはずの SIMAY【シメイ】 黒が楽天にあったりするからなぁ・・・)。
創業者は Alexander Gordon 【アレキサンダー=ゴードン】。1769年創業当初は、ロンドンのテムズ川南岸に醸造所を置き、後にゴズウェル街に移り、1898年には Charles Tanquary 【チャールズ=タンカレー】 社と合併しました。名前を Tanquary Gordon & co. ltd. 【タンカレー=ゴードン】 社と改めます。そう、実はゴードンとタンカレーの現在の製造・販売元は同じなのです。そして、Royal Warrants 【ロイヤル・ワラント(英国王室御用達)】 でもあります。
1997年のインターナショナル・ワイン&スピリッツ・コンペティション、スピリッツ部門のジン・グループでゴールドメダルを受賞しています。
まあ、こういった権威があるということで。
権威うんぬんは置いといて。
Martini 【マティーニ】 では一番人気ですね。ストレートや、あるいは他のカクテルだったら
「やはり一流はビーフィーターだろ」
「タンカレーの素晴らしさが分からないなんて、可愛そうなヤツだなあ」
「男は黙ってプリマス・ジンだ」
というこだわりを見せる人たちでも、
「ここだけの話。マティーニだけはゴードン」
という方たちを知っている(ま、ごく少数ですけどね)。
ゴードンのストレート、あるいはゴードンの Gin & Bitters 【ジン&ビターズ】 が好きという人が他に比べて少ないのは、単に「ゴードンはマティーニ」という意識が強すぎて、ストレートで飲まないだけじゃないかなぁ、と思いますね。
今回(というか正確には1ヶ月半ほど前まで)このゴードン・ジンでいろんな飲み方を試してみて、力強さと繊細さを感じさせられた印象があります。ストレートで飲んでみて「いかん、自分はまだまだジンのことが分かっていない」と思ってしまいました。
なので、ジン・ストレート派で、ゴードンはまだ試したことがないという方は絶対経験して下さい。感性が変わりますから。
で、毎度お馴染みのカクテルですが(しかし過去のを読み返すと、やたらとカクテルが登場している気がするなあ)

Rheingold
基酒:Gin 【ジン】
技法:ステア
度数:32度
グラス:カクテル・グラス
レシピ
[Gordon's] Gin 【[ゴードン] ジン】 1/2
Cointreau 【コワントロー】 3/10
Dry - Vermoute 【ドライ・ヴェルモット】 1/10
Campari 【カンパリ】 1/10
1984年の第17回I.C.C.ハンブルク大会のプレディナー部門での優勝作品です。創作者は Rocco di Franco 【リコ・ディ・フランコ】 氏。Rheingold 【ラインゴールド】 の名前は「ラインの黄金」という意味です。ワーグナーのオペラ『ニーベルングの指輪』の4部作、序夜の題名ですね。4部作の中では一番短くて、2時間半の演奏です。
・・・一番短いんですよ。長いんじゃありません。
これ、4日がかりで演奏する作品でして、第2夜『ワルキューレ』が3時間40分、第3夜『ジークフリート』が4時間、最後の第4夜が『神々の黄昏』で、4時間半。当然、間に休憩が入りますが、ある指揮者は(済みません。誰だか忘れてしまいましたが)「こんなのをマトモに演奏していたら気が狂う」と叫んだそうで。それはさておいて、北欧では最高の物語であることは確かです。
もっと手軽なカクテルは、

Gin Buck
基酒:Gin 【ジン】
技法:ビルド
度数:14度
グラス:タンブラー
レシピ
Gin 【ジン】 45ml
Lemon - Juice 【レモン・ジュース】 20ml
Ginger - Ale 【ジンジャー・エール】 適量
タンブラーに氷を入れて、ジン、レモン・ジュース、ジンジャー・エールの順に注いで、一度だけかき回します。
別名、 London - Buck 【ロンドン・バック】 。ロンドン・ジンなら何でもOK。暑くてたまらないときに、どうぞ。
と、いったところで今回はお開き。
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まずは4大スピリッツのおさらい。
スピリッツというのは蒸留酒のことです。その名の通り、穀物や薬草などを発酵させてできたお酒(これは醸造酒ですね)を、蒸留してアルコール度数を高めたものです。
・・・と、醸造酒と蒸留酒の関係も大雑把に解説しちゃいましょうか。いえね、以前にクイズ番組で「日本酒やワインは醸造酒。では、ウィスキーやブランデーのことを何というでしょう?」という問題があって、思わず「ナメとんのんか?」と思ってしまったもので。問題の難易度のことじゃありませんよ。この方面(ようするに酒)に興味のある人ならともかく、そうでない人はこういう分け方を教科書的に暗記してるのかなと思ったら、何となく寂しくて。
大麦を発酵させます。何ができますか?
ビールですね。で、ビールを蒸留させます。専用の器具の説明なんてしだすとキリがないので省略しますが、コレで出来上がるのは何でしょう。
ウィスキーです。何でこんな説明をするかと言うとですね。以前に、誰に聞かれたのか覚えてないのですが、
「ビールって麦から作るんだよね。ウィスキーも麦から作るんだよね。何でこんなに違うの?」
という質問を受けたからです。で、これはいったん置いといて。
次。
ブドウを発酵させます。ワインができますね。で、ワインを蒸留させると? ブランデーです。
何が言いたいかというと、お酒の種類を「名前だけ」全部覚えても仕方ないってことです。ピンポイントで、名前だけ、1番から10番まで覚えましょう的、だから「教科書的暗記」。それって、楽しい?
「ビールは若者の飲み物、ウィスキーはオジサンの飲み物」というイメージがありますが(これに対する反論というか怒りは後々書くとして)、どっちも麦から作られているなら納得できませんか? 根本は一緒なんですね。若い頃は、出来立ての醸造酒であるビールをがっぱがっぱ飲んでいて、年を重ねて人間的に熟成されてくると、蒸留され濃縮されたウィスキーをじっくりと味わう。
麦 → ビール → ウィスキー
ブドウ → ワイン → ブランデー
どうせ覚えるなら、こういう関係だよというラインで覚えちゃいましょう。
で、ようやく本題の一歩手前です。
いわゆるスピリッツは、ウィスキーやブランデーなどを除いた蒸留酒の総称です。中でも世界の4大スピリッツといえば、
│
├ Gin 【ジン】
│
├ Vodka 【ウオツカ】
│
├ Rum 【ラム】
│
└ Tequila 【テキーラ】
です。
ここでしつこく念押し。「教科書的暗記」はしないでね、ということです。4大スピリッツの種類を覚えるという程度ならいいんですが、例えば「Jose Cuervo 【ホセ・クエルヴォ】 は何?」「えーと、テキーラ」「じゃあ、Lemon Hart 【レモン・ハート】 は?」「あれは確か・・・ラム、だっけ?」などという(教科書的というよりクイズ的?)覚え方はお勧めできませんね。まるで「覚えないといけない」みたいで。とりあえず飲んでみて、美味しいと感じたところから情報を広めていけばいいんです。「へ〜、そうなんだ」「そんなのがあるんだ」という興味本位の感覚って、決して嫌いじゃありません。
で、ようやく本題の本題。
Gin 【ジン】 。
有名なものとしては Beefeater 【ビーフィーター】 、Tanquary 【タンカレー】 、そして

GORDON'S 【ゴードン】
Barで、ジンを何種類か置いてある場合、たいていこの3種が揃っていますね。ゴードンは2種類あって、40度のものと、47.3度のものがあります。これとはまた別に、英国国内販売向けの緑ボトルがあるのですが、当然、日本国内にはありません(断言して大丈夫だと思うんですが。ベルギー国内で契約レストランにしかないはずの SIMAY【シメイ】 黒が楽天にあったりするからなぁ・・・)。
創業者は Alexander Gordon 【アレキサンダー=ゴードン】。1769年創業当初は、ロンドンのテムズ川南岸に醸造所を置き、後にゴズウェル街に移り、1898年には Charles Tanquary 【チャールズ=タンカレー】 社と合併しました。名前を Tanquary Gordon & co. ltd. 【タンカレー=ゴードン】 社と改めます。そう、実はゴードンとタンカレーの現在の製造・販売元は同じなのです。そして、Royal Warrants 【ロイヤル・ワラント(英国王室御用達)】 でもあります。
1997年のインターナショナル・ワイン&スピリッツ・コンペティション、スピリッツ部門のジン・グループでゴールドメダルを受賞しています。
まあ、こういった権威があるということで。
権威うんぬんは置いといて。
Martini 【マティーニ】 では一番人気ですね。ストレートや、あるいは他のカクテルだったら
「やはり一流はビーフィーターだろ」
「タンカレーの素晴らしさが分からないなんて、可愛そうなヤツだなあ」
「男は黙ってプリマス・ジンだ」
というこだわりを見せる人たちでも、
「ここだけの話。マティーニだけはゴードン」
という方たちを知っている(ま、ごく少数ですけどね)。
ゴードンのストレート、あるいはゴードンの Gin & Bitters 【ジン&ビターズ】 が好きという人が他に比べて少ないのは、単に「ゴードンはマティーニ」という意識が強すぎて、ストレートで飲まないだけじゃないかなぁ、と思いますね。
今回(というか正確には1ヶ月半ほど前まで)このゴードン・ジンでいろんな飲み方を試してみて、力強さと繊細さを感じさせられた印象があります。ストレートで飲んでみて「いかん、自分はまだまだジンのことが分かっていない」と思ってしまいました。
なので、ジン・ストレート派で、ゴードンはまだ試したことがないという方は絶対経験して下さい。感性が変わりますから。
で、毎度お馴染みのカクテルですが(しかし過去のを読み返すと、やたらとカクテルが登場している気がするなあ)

Rheingold
基酒:Gin 【ジン】
技法:ステア
度数:32度
グラス:カクテル・グラス
レシピ
[Gordon's] Gin 【[ゴードン] ジン】 1/2
Cointreau 【コワントロー】 3/10
Dry - Vermoute 【ドライ・ヴェルモット】 1/10
Campari 【カンパリ】 1/10
1984年の第17回I.C.C.ハンブルク大会のプレディナー部門での優勝作品です。創作者は Rocco di Franco 【リコ・ディ・フランコ】 氏。Rheingold 【ラインゴールド】 の名前は「ラインの黄金」という意味です。ワーグナーのオペラ『ニーベルングの指輪』の4部作、序夜の題名ですね。4部作の中では一番短くて、2時間半の演奏です。
・・・一番短いんですよ。長いんじゃありません。
これ、4日がかりで演奏する作品でして、第2夜『ワルキューレ』が3時間40分、第3夜『ジークフリート』が4時間、最後の第4夜が『神々の黄昏』で、4時間半。当然、間に休憩が入りますが、ある指揮者は(済みません。誰だか忘れてしまいましたが)「こんなのをマトモに演奏していたら気が狂う」と叫んだそうで。それはさておいて、北欧では最高の物語であることは確かです。
もっと手軽なカクテルは、

Gin Buck
基酒:Gin 【ジン】
技法:ビルド
度数:14度
グラス:タンブラー
レシピ
Gin 【ジン】 45ml
Lemon - Juice 【レモン・ジュース】 20ml
Ginger - Ale 【ジンジャー・エール】 適量
タンブラーに氷を入れて、ジン、レモン・ジュース、ジンジャー・エールの順に注いで、一度だけかき回します。
別名、 London - Buck 【ロンドン・バック】 。ロンドン・ジンなら何でもOK。暑くてたまらないときに、どうぞ。
と、いったところで今回はお開き。
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EDRADOUR 【エドラダワー】 が欲しかった。スコットランドで一番小さな蒸留所の、モルト・ウィスキー。それだけに、いろんな酒屋、酒の量販店を回っても存在しなくて、もしかしたら日本にはほとんど入ってきてないのでは、なんて疑問を抱いたりして。
「たいていのお酒はあると思うよ」と、これは行き付けの飲み屋の店長さん。私が結構いろんなカクテルなり、スピリッツなり、昨今ではウィスキーにハマっているので、そのことを知っているうえで「たいていのお酒」というからには、ほんの少しだけ期待。最初は本当に「ほんの少し」でした。
でも本当にあったんですね、これが。妊娠中の人妻さんなのに(といっても同年齢なんですが。旦那さんはもうちょい年上か)、ご足労をかけて申し訳なかったです。
で、約3ヶ月後。その場所を聞いてはいたんですが、メモをなくしてしまいまして。本人は旦那さんの経営している飲み屋に戻ってしまっていて、しかも店に出ているかも分からないので、会えるかどうかわからない(今思えば、旦那さんに聞けばよかったんですけどね)。ただ「○○駅の近く」とだけ覚えていたので、その近くをウロウロしているうちに・・・妙な光景が。
Tequila 【テキーラ】 のひとつ、Jose Cuervo 【ホセ・クエルヴォ】 の箱を後ろに載せたバイクを発見。
これは怪しい。
・・・ありますよ、この商品、確かに量販店にも。でもね、せいぜい1箱が限度でしょう。3箱も積んでるんですよ。しかも、どう見ても「間口の狭い」としか言いようのない酒屋の入り口の前に。
ありえない、これはありえない。日本酒とビールしか扱ってないような店では、決してない・・・と、私の勘は即座に告げた。
何、ここ?
二階分ぶち抜き、量販店では珍しくない高さ。奥行き、まあ広いかなという程度。通路、3つしかない。つまり、普通の酒の量販店と比べても、やや広いかなという程度でさほどの大きさでもない。
いきなり入って左手に、一体何があったと思います?
まず、Gin 【ジン】 が・・・GORDON'S 【ゴードン】 、 Tanqueray 【タンカレー】 、 Bombay Sapphire 【ボンベイ・サファイア】 。それと、Tequila 【テキーラ】 が SAUZA【サウザ】 ・・・そんなに珍しくない? そうですか? 私は珍しかったですよ、この子たちが10箱以上も段々積みにしてある光景ってのは。
倉庫じゃないんだからさ。
でもって奥は・・・もう、言葉で言いたくない。見たほうが早い。写真で撮ってきたかったぐらい。
最初にも書いたんですけど、狭くはないけど感動するほど広くもない、3列の通路の各左右の棚にびっしり埋まっている酒の
展覧会
世界中のお酒を集めてみました、という感じ。
今までいろんな酒屋を回っていて、ワイン、ウィスキー、スピリッツ、リキュールを買う店を1店ずつに絞り込んであったんです。つまり、リキュールが欲しかったらあの店、スピリッツはあそこ、という感じですね。
何と言うか・・・今まで探して見つからないと思っていたお酒たちが目の前に居並んでいて、それどころか、顔も名前も知らないお酒たちもたくさんいて・・・何分いたんでしょう。1時間ぐらいかな。とにかく最初は見て回るだけ。
「Gin 【ジン】 で思いつく銘柄をあげてください」と言われて、普通(?)の人から「え、そんなのもあるの」なんて言うのも全部挙げてみたら、実はこの店にはすべてあって、しかも他のラベルたちが「ボクのこと知らないの?」なんてこっちを見つめてるんですよ。
それどころじゃない。Tanqueray 【タンカレー】 の「No.TEN」は大量入荷したせいか、少し大きめの量販店でも扱ってるんですけど、ここ、 Beefeater 【ビーフィーター】 の Crown - Jewel 【クラウン・ジュエル】 まで置いてある。
Gin 【ジン】 に興味のない人にはチンプンカンプンかも知れませんが、これ、普段は表に出ないものの、一流のBARなら冷凍庫の奥に1本は潜ませてあるという、「一流たちの密かな名品」なのです。
と、考えて、ここの正体がようやく分かったわけです。BARには、量販店に置いてないようなお酒もあるわけですが、こういう店(ようするに海外卸)が卸して配送しているわけです。なので、一般に需要がなくてもBARに需要のある、珍しいお酒もたっぷりと揃えているわけですね。
で、本題。
こういうお店があなたの近くで見つかるといいですね、というのもひとつの意見なんですけども。
何を考えたかというと。
私は基本的に日本のビールは飲みません。飲むのは一種類だけ、書いちゃいますけど、サントリーの PREMIUM MALT'S 【プレミアム・モルツ】。理由は簡単で、美味しいから。ラガービールは薄くて味気ないし、「発泡酒」や「第3の雑酒」なんて問題外。ただ断っておきますが、発泡酒を作るなとは言わない。ビールが酒税の関係で高くなって、悩んで研究して発泡酒を作り上げ、そちらも増税となるとまた悩んで悩んで研究して研究して第3の雑酒を作り上げたというのはスゴイことですよ。企業利益のためさ、なんてニヒルな意見を言う者もいますけど、アルコール飲料に対する深い情熱がなければ絶対できません。だって、研究なんか止めちゃって輸入に頼って、その元締めになったほうが、ずっと楽ですもん。
話がそれましたが、
ビールだけで言えば、発泡酒派というのは私には評価できないんです。良い悪いの話ではなく、単に私の口に合わないだけということで。
で、ある程度突き放して考えていたんですが。ここに至って「もうひとつ、高みに登れるな」なんて考えたんですね。
どういうことかと言うと。
所詮は自分の趣向なわけです。上から見下すように「あんなの飲んで、何が楽しいの? 自分の方が優れてるんだ、フフン」なんて考えることは、自分の上昇には何の役にも立たないんです。と言っても、自分がそうしてきたとは思ってませんよ、念のため。「自称ワイン通」なる芸能人が、「自分がいかに素晴らしいワインを飲んでいるか」を「自分がいかに文化的か」「海外での評価が高いか」を内包しながら語る姿に辟易しているんですから。ただ一方で、行きつけの飲み屋でカクテルとかお酒の話をしているときに「偉ぶってしゃべってないかな。イヤミに見られてないかな」というジレンマもあったわけです。
でもこれだけ居並んでいるお酒たちを見たら、何だか吹っ切れました。
「自分は全然知らない」という言葉に自信が持てるようになったんです。消極的な内容に「自信」ってのも変に思えるかも知れませんが。
カクテルの話をするとき、数えたことはないんですが、だいたい100から200は作れるんじゃないかな、と言います。で、「そんなに知ってるんだったら、お店も出せるんじゃない?」なんて言われたこともあるんですが、「でも、私の知ってるカクテル。全部知ってる人がいるんだけど」と切り替えします。
あるBARに行ったときに、カクテルの種類が、メニューに載っているだけでも軽く100を超えているいたんですが、あくまでも会話として「○○とか○○って名前のカクテルもありますね」なんて話したら「ええ、よくご存知で」なんて言われまして。
この一言、すっごく怖かったんですが、分かります?
一見すると私の知識を誉めてくださったんですが、何のことはなくて、実はこのバーテンダーさんも当然知っていて「ご要望でしたらお作り致します」と言っているようなものです。でも「そのくらい私も知ってるよ」なんて思いは表情にも言葉にも出てないんですよ。あくまでも穏やかに、お客である私を立てているだけ。
その接客態度と、そしてカクテルレシピの豊富さを知っているからこそ、私はいくらカクテルのことで誉められても絶対に謙遜するしかないんです。
何が言いたいか、もう分かりますか。
Gin 【ジン】 とか Liqueur 【リキュール】 とか、私なりに結構飲んでいて、それなりに知っているわけです。でも、まだ知らないお酒が数え切れないぐらい存在していることも、当然分かっているんです。でも普通の、つまりそれなりにお酒を飲んでいる人たちから「アレ、飲んだ?」と聞かれる酒は飲んでいるんです、たいていは。普通の、の定義は難しいんですけど、量販店に置いてある酒の銘柄ですね。値の張るものは別として、そこそこの値段で買えるものに限られますが。ま、ワインのように醸造所が多すぎるものも例外ですね。
でもいきなり Marie Brizard 【マリ・ブリザール】 社の Anisette 【アニゼット】 飲んだ? とか、 Oldesloer 【オルデスローエ】 の Feige 【ファイゲ】 ってどこで売ってるの? とか、 SASSICAIA 【サッシカイア】 のグラッパ知らない、 JACOPO POLI 【ヤーコポ・ポリ】 のやつだよ? とか、そんな会話振ってくる人って滅多にいないんですよ。(いや自分の周りにはたくさんいるんだけど、という人はこの際置いといて)
で、観念的かも知れないんですが、自分の知識を深めるには、自分が「いかに知らないか」が必要だと思うんです。
いるでしょ? たいした知識もないのにすっごく物知り顔して、益体【やくたい】もないことをベラベラ自慢げにしゃべって、ちょっと自分が知らないことを言われたり質問されたりすると物凄くふて腐れる人。
自分の知らないことを知っている人、というものを知っていて、意識していないと人間、器が小さくなる一方ですよ。
私の場合、カクテルでは心の師匠(?)がいますし、お酒に関しても「いや、自分の知っている酒は、ほとんど置いてある店がある」と言えるわけで。実はその酒屋さんにも置いてなかったお酒があって、少なくともその酒屋にあるお酒の制覇という野望が芽生えたわけですし(笑)、まだまだ飲み足りないし、研究の余地もあるし、謙虚にならざるを得ないわけですね。
長くなったついでに、もう少し余談。
以前にデパートでワインの試飲販売会があって、思わず「これ、味が落ちてるよね?」と言ってしまったことがありました。そうしたら予想外にもU氏(卸の店主さん。イベントなので一緒に売り子さんをしてました。ちなみに私はワインを彼の元でしか買いません)の顔がパッと明るくなって、「あっ、やっぱり分かる? 昨日の試飲で残っちゃって、もう1日は大丈夫かなと思ったんだけどね。開けて二日目がちょうどいいぐらいだったねえ」なんておっしゃって。弁護しますが、赤ワインは空気を含むと飲み応えが良くなります。モノによっては開封して1日放置したほうが良い場合もあるんですが、レストランで「明日まで待ってください」なんて言えるはずがないですよね。そのために decant 【デキャント】(意味:デキャンターという容器に移し替えること) して空気に馴染ませるわけです。この場合、試飲なのでデキャントできるはずもなく、捨てるのも勿体無いので次の日も出してみた、ということですね(まったくの新作で情報もなく、もしかしたら3日目にまた味が変化するかも、という期待もあったのかも知れませんが)。
本や雑誌などに「美味しい」と書いてあるから美味しいと感じるとか、あの有名人が作ったんだから「絶対に美味しいに決まっている」と思って、自分に合わなかったりしたら「ひょっとして自分は味オンチ?」と思うのが嫌なのか「これが美味しいんだ、うん」と無理やり納得する・・・そういう態度が私は大嫌いなのです。
実はこのU氏も私の(ワインの)心の師匠で、以前にこんなことをおっしゃいました。「ワインも10本に1本は外れがあるってことを、今の若いソムリエたちはあまり理解していないような気がする」。
その答えまではおっしゃいませんでしたが、私なりの理解で言えば、同じ飛行機で運んできて同じトラックに載せて運搬しても、ワインは違ってくるということですね。運搬に関わりのある方ならお分かりでしょうが、日の当たり具合、温度に湿度、入っている箱の揺れ具合などはいくらでも変わるわけです。そうなるとただでさえ敏感なワインのこと、コルクから入ってくる空気の量もそれぞれ異なるので、悪条件が揃ってしまえばたとえ一流のシャトー○○であっても、愚にも付かない味になってしまうことだってあるわけです。
それが分からず、自分でしっかり鑑定することもなく「シャトー○○です」と差し出して、出されたほうもそれに疑問を抱かずに「おお、さすが一流のシャトー○○だ」などというやり取りがなされたならば、それは喜劇なのか悲劇なのか。
自分で「ウマい」と思ったものは「ウマい」し、「マズい」と思ったものは「マズい」。そういう人は、味オンチとは言えません。合うか合わないか、だけです。「権威が『ウマい』と言ったって、自分には合わない」「有名人が『くだらん味だ』などと言おうが、自分はこれが好きだ」。こうなると、自分の感性の問題ですね。自分が好きなものを「マズい」と言われると物凄く腹が立ちますが、「悪い、自分には合わない」と言われても「ああ、そうなのか」でおしまい。趣向の違いと考えれば、それほど腹も立たないでしょう。
感性の問題?
何だか、芸術の世界と同じような気がしてきませんか?
「たいていのお酒はあると思うよ」と、これは行き付けの飲み屋の店長さん。私が結構いろんなカクテルなり、スピリッツなり、昨今ではウィスキーにハマっているので、そのことを知っているうえで「たいていのお酒」というからには、ほんの少しだけ期待。最初は本当に「ほんの少し」でした。
でも本当にあったんですね、これが。妊娠中の人妻さんなのに(といっても同年齢なんですが。旦那さんはもうちょい年上か)、ご足労をかけて申し訳なかったです。
で、約3ヶ月後。その場所を聞いてはいたんですが、メモをなくしてしまいまして。本人は旦那さんの経営している飲み屋に戻ってしまっていて、しかも店に出ているかも分からないので、会えるかどうかわからない(今思えば、旦那さんに聞けばよかったんですけどね)。ただ「○○駅の近く」とだけ覚えていたので、その近くをウロウロしているうちに・・・妙な光景が。
Tequila 【テキーラ】 のひとつ、Jose Cuervo 【ホセ・クエルヴォ】 の箱を後ろに載せたバイクを発見。
これは怪しい。
・・・ありますよ、この商品、確かに量販店にも。でもね、せいぜい1箱が限度でしょう。3箱も積んでるんですよ。しかも、どう見ても「間口の狭い」としか言いようのない酒屋の入り口の前に。
ありえない、これはありえない。日本酒とビールしか扱ってないような店では、決してない・・・と、私の勘は即座に告げた。
何、ここ?
二階分ぶち抜き、量販店では珍しくない高さ。奥行き、まあ広いかなという程度。通路、3つしかない。つまり、普通の酒の量販店と比べても、やや広いかなという程度でさほどの大きさでもない。
いきなり入って左手に、一体何があったと思います?
まず、Gin 【ジン】 が・・・GORDON'S 【ゴードン】 、 Tanqueray 【タンカレー】 、 Bombay Sapphire 【ボンベイ・サファイア】 。それと、Tequila 【テキーラ】 が SAUZA【サウザ】 ・・・そんなに珍しくない? そうですか? 私は珍しかったですよ、この子たちが10箱以上も段々積みにしてある光景ってのは。
倉庫じゃないんだからさ。
でもって奥は・・・もう、言葉で言いたくない。見たほうが早い。写真で撮ってきたかったぐらい。
最初にも書いたんですけど、狭くはないけど感動するほど広くもない、3列の通路の各左右の棚にびっしり埋まっている酒の
展覧会
世界中のお酒を集めてみました、という感じ。
今までいろんな酒屋を回っていて、ワイン、ウィスキー、スピリッツ、リキュールを買う店を1店ずつに絞り込んであったんです。つまり、リキュールが欲しかったらあの店、スピリッツはあそこ、という感じですね。
何と言うか・・・今まで探して見つからないと思っていたお酒たちが目の前に居並んでいて、それどころか、顔も名前も知らないお酒たちもたくさんいて・・・何分いたんでしょう。1時間ぐらいかな。とにかく最初は見て回るだけ。
「Gin 【ジン】 で思いつく銘柄をあげてください」と言われて、普通(?)の人から「え、そんなのもあるの」なんて言うのも全部挙げてみたら、実はこの店にはすべてあって、しかも他のラベルたちが「ボクのこと知らないの?」なんてこっちを見つめてるんですよ。
それどころじゃない。Tanqueray 【タンカレー】 の「No.TEN」は大量入荷したせいか、少し大きめの量販店でも扱ってるんですけど、ここ、 Beefeater 【ビーフィーター】 の Crown - Jewel 【クラウン・ジュエル】 まで置いてある。
Gin 【ジン】 に興味のない人にはチンプンカンプンかも知れませんが、これ、普段は表に出ないものの、一流のBARなら冷凍庫の奥に1本は潜ませてあるという、「一流たちの密かな名品」なのです。
と、考えて、ここの正体がようやく分かったわけです。BARには、量販店に置いてないようなお酒もあるわけですが、こういう店(ようするに海外卸)が卸して配送しているわけです。なので、一般に需要がなくてもBARに需要のある、珍しいお酒もたっぷりと揃えているわけですね。
で、本題。
こういうお店があなたの近くで見つかるといいですね、というのもひとつの意見なんですけども。
何を考えたかというと。
私は基本的に日本のビールは飲みません。飲むのは一種類だけ、書いちゃいますけど、サントリーの PREMIUM MALT'S 【プレミアム・モルツ】。理由は簡単で、美味しいから。ラガービールは薄くて味気ないし、「発泡酒」や「第3の雑酒」なんて問題外。ただ断っておきますが、発泡酒を作るなとは言わない。ビールが酒税の関係で高くなって、悩んで研究して発泡酒を作り上げ、そちらも増税となるとまた悩んで悩んで研究して研究して第3の雑酒を作り上げたというのはスゴイことですよ。企業利益のためさ、なんてニヒルな意見を言う者もいますけど、アルコール飲料に対する深い情熱がなければ絶対できません。だって、研究なんか止めちゃって輸入に頼って、その元締めになったほうが、ずっと楽ですもん。
話がそれましたが、
ビールだけで言えば、発泡酒派というのは私には評価できないんです。良い悪いの話ではなく、単に私の口に合わないだけということで。
で、ある程度突き放して考えていたんですが。ここに至って「もうひとつ、高みに登れるな」なんて考えたんですね。
どういうことかと言うと。
所詮は自分の趣向なわけです。上から見下すように「あんなの飲んで、何が楽しいの? 自分の方が優れてるんだ、フフン」なんて考えることは、自分の上昇には何の役にも立たないんです。と言っても、自分がそうしてきたとは思ってませんよ、念のため。「自称ワイン通」なる芸能人が、「自分がいかに素晴らしいワインを飲んでいるか」を「自分がいかに文化的か」「海外での評価が高いか」を内包しながら語る姿に辟易しているんですから。ただ一方で、行きつけの飲み屋でカクテルとかお酒の話をしているときに「偉ぶってしゃべってないかな。イヤミに見られてないかな」というジレンマもあったわけです。
でもこれだけ居並んでいるお酒たちを見たら、何だか吹っ切れました。
「自分は全然知らない」という言葉に自信が持てるようになったんです。消極的な内容に「自信」ってのも変に思えるかも知れませんが。
カクテルの話をするとき、数えたことはないんですが、だいたい100から200は作れるんじゃないかな、と言います。で、「そんなに知ってるんだったら、お店も出せるんじゃない?」なんて言われたこともあるんですが、「でも、私の知ってるカクテル。全部知ってる人がいるんだけど」と切り替えします。
あるBARに行ったときに、カクテルの種類が、メニューに載っているだけでも軽く100を超えているいたんですが、あくまでも会話として「○○とか○○って名前のカクテルもありますね」なんて話したら「ええ、よくご存知で」なんて言われまして。
この一言、すっごく怖かったんですが、分かります?
一見すると私の知識を誉めてくださったんですが、何のことはなくて、実はこのバーテンダーさんも当然知っていて「ご要望でしたらお作り致します」と言っているようなものです。でも「そのくらい私も知ってるよ」なんて思いは表情にも言葉にも出てないんですよ。あくまでも穏やかに、お客である私を立てているだけ。
その接客態度と、そしてカクテルレシピの豊富さを知っているからこそ、私はいくらカクテルのことで誉められても絶対に謙遜するしかないんです。
何が言いたいか、もう分かりますか。
Gin 【ジン】 とか Liqueur 【リキュール】 とか、私なりに結構飲んでいて、それなりに知っているわけです。でも、まだ知らないお酒が数え切れないぐらい存在していることも、当然分かっているんです。でも普通の、つまりそれなりにお酒を飲んでいる人たちから「アレ、飲んだ?」と聞かれる酒は飲んでいるんです、たいていは。普通の、の定義は難しいんですけど、量販店に置いてある酒の銘柄ですね。値の張るものは別として、そこそこの値段で買えるものに限られますが。ま、ワインのように醸造所が多すぎるものも例外ですね。
でもいきなり Marie Brizard 【マリ・ブリザール】 社の Anisette 【アニゼット】 飲んだ? とか、 Oldesloer 【オルデスローエ】 の Feige 【ファイゲ】 ってどこで売ってるの? とか、 SASSICAIA 【サッシカイア】 のグラッパ知らない、 JACOPO POLI 【ヤーコポ・ポリ】 のやつだよ? とか、そんな会話振ってくる人って滅多にいないんですよ。(いや自分の周りにはたくさんいるんだけど、という人はこの際置いといて)
で、観念的かも知れないんですが、自分の知識を深めるには、自分が「いかに知らないか」が必要だと思うんです。
いるでしょ? たいした知識もないのにすっごく物知り顔して、益体【やくたい】もないことをベラベラ自慢げにしゃべって、ちょっと自分が知らないことを言われたり質問されたりすると物凄くふて腐れる人。
自分の知らないことを知っている人、というものを知っていて、意識していないと人間、器が小さくなる一方ですよ。
私の場合、カクテルでは心の師匠(?)がいますし、お酒に関しても「いや、自分の知っている酒は、ほとんど置いてある店がある」と言えるわけで。実はその酒屋さんにも置いてなかったお酒があって、少なくともその酒屋にあるお酒の制覇という野望が芽生えたわけですし(笑)、まだまだ飲み足りないし、研究の余地もあるし、謙虚にならざるを得ないわけですね。
長くなったついでに、もう少し余談。
以前にデパートでワインの試飲販売会があって、思わず「これ、味が落ちてるよね?」と言ってしまったことがありました。そうしたら予想外にもU氏(卸の店主さん。イベントなので一緒に売り子さんをしてました。ちなみに私はワインを彼の元でしか買いません)の顔がパッと明るくなって、「あっ、やっぱり分かる? 昨日の試飲で残っちゃって、もう1日は大丈夫かなと思ったんだけどね。開けて二日目がちょうどいいぐらいだったねえ」なんておっしゃって。弁護しますが、赤ワインは空気を含むと飲み応えが良くなります。モノによっては開封して1日放置したほうが良い場合もあるんですが、レストランで「明日まで待ってください」なんて言えるはずがないですよね。そのために decant 【デキャント】(意味:デキャンターという容器に移し替えること) して空気に馴染ませるわけです。この場合、試飲なのでデキャントできるはずもなく、捨てるのも勿体無いので次の日も出してみた、ということですね(まったくの新作で情報もなく、もしかしたら3日目にまた味が変化するかも、という期待もあったのかも知れませんが)。
本や雑誌などに「美味しい」と書いてあるから美味しいと感じるとか、あの有名人が作ったんだから「絶対に美味しいに決まっている」と思って、自分に合わなかったりしたら「ひょっとして自分は味オンチ?」と思うのが嫌なのか「これが美味しいんだ、うん」と無理やり納得する・・・そういう態度が私は大嫌いなのです。
実はこのU氏も私の(ワインの)心の師匠で、以前にこんなことをおっしゃいました。「ワインも10本に1本は外れがあるってことを、今の若いソムリエたちはあまり理解していないような気がする」。
その答えまではおっしゃいませんでしたが、私なりの理解で言えば、同じ飛行機で運んできて同じトラックに載せて運搬しても、ワインは違ってくるということですね。運搬に関わりのある方ならお分かりでしょうが、日の当たり具合、温度に湿度、入っている箱の揺れ具合などはいくらでも変わるわけです。そうなるとただでさえ敏感なワインのこと、コルクから入ってくる空気の量もそれぞれ異なるので、悪条件が揃ってしまえばたとえ一流のシャトー○○であっても、愚にも付かない味になってしまうことだってあるわけです。
それが分からず、自分でしっかり鑑定することもなく「シャトー○○です」と差し出して、出されたほうもそれに疑問を抱かずに「おお、さすが一流のシャトー○○だ」などというやり取りがなされたならば、それは喜劇なのか悲劇なのか。
自分で「ウマい」と思ったものは「ウマい」し、「マズい」と思ったものは「マズい」。そういう人は、味オンチとは言えません。合うか合わないか、だけです。「権威が『ウマい』と言ったって、自分には合わない」「有名人が『くだらん味だ』などと言おうが、自分はこれが好きだ」。こうなると、自分の感性の問題ですね。自分が好きなものを「マズい」と言われると物凄く腹が立ちますが、「悪い、自分には合わない」と言われても「ああ、そうなのか」でおしまい。趣向の違いと考えれば、それほど腹も立たないでしょう。
感性の問題?
何だか、芸術の世界と同じような気がしてきませんか?
件の酒屋さんで購入した Liqueur 【リキュール】 その2、
Advocaat 【アドヴォカート】

Advocaat【アドヴォカート】 とは、オランダ語で「弁護士」という意味で、朴訥な人も雄弁になるとか。ブランデーに卵黄、バニラなどを混ぜ込んで熟成させたものです。
Advocaat【アドヴォカート】 というのは酒の種類、つまり固有名詞なので、この名前のお酒はいろいろあるわけでして。
一番有名なところは、 Warninks 【ワーニンクス】 社 、リキュールの王者 De Kuyper 【デ・カィパー】 社 なども出しています。が、敢えて王道を外して、オランダ・ジンで有名な BOLS 【ボルス】 社のものを購入。
度数は20度と、ちょいと控えめ。グラスへ注ぐと、ドロリとこぼれ落ちていく感じで、一見するとお酒とは思えない。味はと言うと、んー・・・。
カスタードクリームいっぱいのシュークリームを頬張っていたら、唐突にブランデーを流し込まれた・・・と、いった感じでしょうか。
濃厚な甘さのに、ブランデーのコクが混ざり合っていて、初めの一口は正直言って「甘すぎる。クド過ぎる」と感じましたね。
まあ、理由は分かっていて。
先々月後半から先月前半にかけて、 Gin 【ジン】、 Rum 【ラム】 、Tequila 【テキーラ】 を各1種ずつ、ほぼストレートに近い状態で呷っていたので、香り重視の強烈な刺激に慣れっこになっていましたから。
なので、最初は「選択ミスしたかな」などと思ってしまった Advocaat 【アドヴォカート】 も、慣れてしまえばその濃厚さが面白くて。
最初とは逆に「ブランデーのアクセントがうまく効いたカスタードクリーム」を飲んでいるみたいで、デザート感が心地よくなってきたのですから、感覚って不思議ですねえ。
カスタードクリームが大好きな女性向けですね。
カクテルでは、Snow - Ball 【スノー・ボール】 でしょうか。

Snow - Ball
基酒:Liqueur 【リキュール】
技法:ステア
度数:7度
レシピ
Adovocaat 【アドヴォカート】 45ml
Lime - Juice 【ライム・ジュース】 1tsp.
Soda 【ソーダ】 適量
クドいほどに濃厚な Advocaat 【アドヴォカート】 が、卵黄とブランデーのコクを残しながらも飲みやすくなります。
あとは、Discovery 【ディスカヴァリー】 。

Discovery
基酒:Liqueur 【リキュール】
技法:ステア
度数:7度
レシピ
Adovocaat 【アドヴォカート】 45ml
Ginger - Ale 【ジンジャー・エール】 適量
いずれにしても、Advocaat 【アドヴォカート】 自体、需要がそれほど高くないのか、置いてないBarも珍しくなくて。というか、意外とリキュールに扱いなれていない日本のBarは多いみたいですネ(種類が桁外れに多いので、網羅しきれないというのも理由なんですが)。
なので、これの置いてあるBarがあれば、上記のどちらかを試してみて、「もっと濃厚でもいける」と思ったらストレートとか、そういう手段がお勧め。
しかし、DERILIUM noctorium 【デリリウム・ノクトルヌム】 にしても、Chartreuse Joune 【シャルトリューズ・ジョーヌ】 にしても、今回の購入は奇しくも甘口が主体になってしまったなぁ、というのが素直な感想です。
そういえば「きピがい万歳アタック」のfilth氏が書いていた、「ラッテ・リ・ソッチラ」なるお酒が件の酒屋さんにあったので、今月後半あたり挑戦してみようかな、と予告。
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Advocaat 【アドヴォカート】

Advocaat【アドヴォカート】 とは、オランダ語で「弁護士」という意味で、朴訥な人も雄弁になるとか。ブランデーに卵黄、バニラなどを混ぜ込んで熟成させたものです。
Advocaat【アドヴォカート】 というのは酒の種類、つまり固有名詞なので、この名前のお酒はいろいろあるわけでして。
一番有名なところは、 Warninks 【ワーニンクス】 社 、リキュールの王者 De Kuyper 【デ・カィパー】 社 なども出しています。が、敢えて王道を外して、オランダ・ジンで有名な BOLS 【ボルス】 社のものを購入。
度数は20度と、ちょいと控えめ。グラスへ注ぐと、ドロリとこぼれ落ちていく感じで、一見するとお酒とは思えない。味はと言うと、んー・・・。
カスタードクリームいっぱいのシュークリームを頬張っていたら、唐突にブランデーを流し込まれた・・・と、いった感じでしょうか。
濃厚な甘さのに、ブランデーのコクが混ざり合っていて、初めの一口は正直言って「甘すぎる。クド過ぎる」と感じましたね。
まあ、理由は分かっていて。
先々月後半から先月前半にかけて、 Gin 【ジン】、 Rum 【ラム】 、Tequila 【テキーラ】 を各1種ずつ、ほぼストレートに近い状態で呷っていたので、香り重視の強烈な刺激に慣れっこになっていましたから。
なので、最初は「選択ミスしたかな」などと思ってしまった Advocaat 【アドヴォカート】 も、慣れてしまえばその濃厚さが面白くて。
最初とは逆に「ブランデーのアクセントがうまく効いたカスタードクリーム」を飲んでいるみたいで、デザート感が心地よくなってきたのですから、感覚って不思議ですねえ。
カスタードクリームが大好きな女性向けですね。
カクテルでは、Snow - Ball 【スノー・ボール】 でしょうか。

Snow - Ball
基酒:Liqueur 【リキュール】
技法:ステア
度数:7度
レシピ
Adovocaat 【アドヴォカート】 45ml
Lime - Juice 【ライム・ジュース】 1tsp.
Soda 【ソーダ】 適量
クドいほどに濃厚な Advocaat 【アドヴォカート】 が、卵黄とブランデーのコクを残しながらも飲みやすくなります。
あとは、Discovery 【ディスカヴァリー】 。

Discovery
基酒:Liqueur 【リキュール】
技法:ステア
度数:7度
レシピ
Adovocaat 【アドヴォカート】 45ml
Ginger - Ale 【ジンジャー・エール】 適量
いずれにしても、Advocaat 【アドヴォカート】 自体、需要がそれほど高くないのか、置いてないBarも珍しくなくて。というか、意外とリキュールに扱いなれていない日本のBarは多いみたいですネ(種類が桁外れに多いので、網羅しきれないというのも理由なんですが)。
なので、これの置いてあるBarがあれば、上記のどちらかを試してみて、「もっと濃厚でもいける」と思ったらストレートとか、そういう手段がお勧め。
しかし、DERILIUM noctorium 【デリリウム・ノクトルヌム】 にしても、Chartreuse Joune 【シャルトリューズ・ジョーヌ】 にしても、今回の購入は奇しくも甘口が主体になってしまったなぁ、というのが素直な感想です。
そういえば「きピがい万歳アタック」のfilth氏が書いていた、「ラッテ・リ・ソッチラ」なるお酒が件の酒屋さんにあったので、今月後半あたり挑戦してみようかな、と予告。
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