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酒の飲み方エトセトラ(3)

Posted by 倖成卓志 on 27.2009 言いたい放題 0 comments 0 trackback

 酒にまつわるジョークには事欠かないものです。世界中の(もちろん日本も含めた)あらゆるジョーク関係の本を引っ張ると、酒の項目だけでも数えきれないほどあります。
 その中から、ほんの少し。

- ☆ - ★ - ☆ - ★ - ☆ -


「キミ、禁酒したんじゃなかったのか?」
「ああ、したとも。一年間、禁酒すると神に誓ったよ」
「でも飲んでるじゃないか」
「ああ、それはね。一年を二年にするかわりに、昼だけ禁酒することにしたんだ」

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酒の飲み方エトセトラ(2)

Posted by 倖成卓志 on 21.2009 言いたい放題 0 comments 0 trackback
 酒のない
 国へ行きたい二日酔い
 三日目にはまた帰りたくなる
(詠み人知らず)

酒の飲み方エトセトラ(その1)

Posted by 倖成卓志 on 10.2009 言いたい放題 0 comments 0 trackback
白玉の歯にしみとほる秋の夜の
酒は静かに飲むべかりけり

酒のためわれ若うして死にもせば
友よいかにかあはれならまし

夜為事のあとを労れて飲む酒の
つくづくうまし眠りつつ飲む

鉄瓶のふちに枕しねむたげに
徳利かたむくいざわれも寝む

妻が眼を盗みて飲める酒なれば
惶てて飲み噎せ鼻ゆこぼしつ

それほどにうまきかと人のとひたらば
なんと答へむこの酒の味

酒ほしさまぎらはすとて庭に出つ
庭草をぬくこの庭草を
(若山牧水)

テンプレ変更のお知らせ

Posted by 倖成卓志 on 07.2009 言いたい放題 0 comments 0 trackback
 今年も半分過ぎ。2本のヴェルモットを使う話も一区切りということで、心機一転のため、新テンプレを借りてきました。文章中心なので濃淡のはっきりした。今年はちょっと更新速度が落ちてますが、これからもいろんな情報や、思いついたことなどを書いていきたいと思いますので、ご愛顧のほどよろしくお願いいたします。

Cocktail - 第36回 The Red and the Green Vermouth(赤と緑のヴェルモット)(その4)

Posted by 倖成卓志 on 04.2009 悠久のカクテル 0 comments 0 trackback
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 ぼくは仄暗い一室で、ろうそくの明かりだけを頼りとしながら、空になったヴェルモットの瓶をジッと見つめていた。艶めかしいつけぼくろのあの女性は、今頃どこで何をしているのだろう。そして、あの時の自分は何と若かったのだろう。

 貴族たちの集うダンスホール。
 父親が男爵。ただそれだけで、自分はここにいる価値のある人間だと、選ばれし高貴な身分の者であると錯覚していた。そのことを誇らしげにしていた。「きみがぼくにふさわしいかどうかは、ぼくが決めることだ」、そんなことを言った気がする。そこにいた女性は、目つきが鋭く、顎は細く、ライオンのたてがみのようなブロンドの髪を持った、野性味あふれる女性。今までに出会ったことのないタイプに、戸惑ってしまったのかもしれない。冷静な対処なんて出来なかったのだ。彼女はきっと怒っていたのだろう。ぼくはあまりに高慢すぎた。ただ素直な気持ちを伝えるだけで良かったのに。彼女はそれまで飲んでいたマティーニを激しくテーブルへ叩きつけると、ぼくを力強く引っ張り出していた。そしてホールの真ん中で情熱的なタンゴを踊りだした。曲目なんてなかった。ただがむしゃらに、情熱に身を任せるように激しく踊っていた。周りが唖然とする中、ぼくは一緒になってひたすら踊った。いや、彼女のペースで踊らされていたというのが本当のところだろう。彼女はぼくよりも少しだけ背が高く、力も強かった。ついていくのがやっとだった気がする。そして彼女は、額に汗を浮かばせながら、にっこりとほほ笑むと、ぼくの唇を奪っていた。強く抱きしめられていた。魂から揺さぶられた、熱い口づけ。それが終わった瞬間、彼女は消えゆく後ろ姿だった。追いかけることも忘れて、ただその場をどう取り繕うか、家名を汚さないためには周りの人々にどう言い訳したらよいのか、そんなことを考えていた。違う、そうじゃない、その時考えるべきことはそんなことじゃないのに・・・。ぼくはまだ、若かったのだ。若かったくせに、情熱に身を躍らせることができなかった。若かったがゆえに、一瞬の出来事にパニックになって、何をすべきだったのか、まるで分からなかったのだ。

 あれからいったい何杯のマティーニを飲んだだろう。この冷めてしまった魂を揺さぶり、乾いてしまった心を潤してくれるものを見つけることができない。莫大な財産も、見わたす限りの広い土地も、豪華な家も、贅沢な食事も、高級な酒も、そしてそれから出会った数多くの女性たちも、ぼくの魂を満たしてくれるものはなかった。そう、ぼくは彼女を探し出すことができなかったのだ。あそこにいた誰もが、彼女の正体を知らなかった。どれだけ手を尽くしても、どれだけ時間をかけても、あの踊りの続きを手に入れることはできなかった。

 あれからいったい何杯のマティーニを飲んだだろう。いまのぼくは、手に入れようと思えば何でも手に入る。しかし、ぼくは果たして幸せなのだろうか。ただひとつのものだけが手に入らないというのに。ろうそくの明かりが揺れる。一人でいるにはあまりにも広すぎるこの部屋で、あの時のヴェルモットの瓶だけが静かにテーブルでたたずんでいた。

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