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Jagermeister
【イェーガーマイスター】
製造元はドイツのMast - Jagermeister 【マスト・イェーガーマイスター】社。ドイツ語で「狩人の守護聖人」という意味のハーブ・リキュールです。
56種類のハーブや果物、植物の根、スパイスをブレンドされています。なぜ鹿の絵が描いてあるかというと、7〜8世紀頃のドイツで、とある人物が牡鹿を見ていたところ、その角に精霊の姿を見て、その後に聖職者となったという伝説があるそうです。それにあやかって1935年に作られた、比較的新しいお酒です。ドイツ語が読めないのでラベルの文字があまり理解できないのが残念ですが、「ストレートでロックで、様々なカクテルでお楽しみください」と書かれているようです。
果実が主軸にあるせいか、ほのかに甘い味わいがします。同時に、ハッカを思わせるような香りも広がってきます。少しだけ苦味を感じるのは木の根や皮が混じっているせいでしょうか。ハッカの飴が好きなら、ストレートでも大丈夫です。ジュースで割っても良さげ。
ボトルの絵が印象的で、「ああ、見たことある」という人も多いかと思われます。が、私は今まで試したことがありませんでした。理由は単純で、これを使ったカクテルを見たことがないからです(正確には見た記憶がない、ですね。もしかしたら存在するかも知れないので)。リキュールを上手に生かすには、ジュースで割るのが一番。お手軽で、かつ、リキュールの味わいを損なわなくて済むので、イェーガーマイスターに限らず、リキュールを持て余していたらオレンジ・ジュースやレモン・ジュースなどで割ってみましょう。
− ☆ − ★ − ☆ − ★ −

STOLICHNAYA
【ストリチナヤ】
製造元はS.P.I.【ソユーズ・プロド・インポルト】グループ。ロシア語で「首都の」という意味の通り、ロシア・モスクワで作られているウオツカです。ラベルの右下にあるメダルは、国際酒類博覧会で受賞したときのものを描いたのだそうです。原産はロシア共和国ですが、瓶詰めを行っているのはラトビア共和国。どちらもソ連だったことを考えれば、そんなに不思議ではないでしょう。
「限りなく冷えたストリチナヤとキャビアとの相性は世界一」だそうです。試したことはありませんが。
ウオツカは基本的に「無味無臭」となっていますが、原材料に穀物やジャガイモなどを使っているためか、かすかに甘味を感じます。
ウオツカの語源はロシア語で「ズィズーネニア・ワダ」。「生命の水」という意味です。この「ワダ」が次第に変化して「ウオツカ」となったようです。他のスピリッツに比べて「無味無臭」に近い理由は、その蒸留の回数の多さ。他が数回から多いもので十回程度であるのに対し、ウオツカは数十回、世界最強のウオツカであるSPIRYTUS 【スピリタス】(このお酒もそのうち紹介します)になると70回以上も蒸留を繰り返しています。こうして思い切り度数の上がった原酒は90度以上の度数を誇り、そこへ加水して40度ほどまで引き下げられます。
現在はイメージがやや変わってきています。V&S社のABSOLUT 【アブソルート】は柑橘類やカシスで香り付けしていますし、他には唐辛子入りとかサソリ入りなんてのもあります。バーボンの大手、JIM BEAM 【ジム・ビーム】もウオツカを造ってます(ここはホントにいろんなことをしているなぁ・・・)。
ウオツカはもともと東欧や北欧のお酒(一般にはロシアのお酒と思われていますが、ポーランドやスウェーデンでも作られています)。それが世界中に広まったのは、1917年のロシア革命に関わりがあります。この時、弾圧を怖れて各地に逃亡した人たちのうち、アメリカに逃げたイタリア系ロシア人たちが、故郷のお酒を懐かしんでジャガイモでウオツカを作り、それがやがてアメリカ全土に広がっていったと言われています。なので、現在最もウオツカを生産しているのはロシアではなく、アメリカなのです。
そして、アメリカは飲酒大国であると同時に、禁酒大国でもあります。過度の飲酒や喫煙は、会社での出世の妨げになるほど。社会的評価も下がる。奥様方にとっても、亭主がお酒でベロンベロンに酔って帰ってくるのを迎えるほどバカバカしいものはない(これは世界共通ですね)。飲酒家にとって、肩身の狭い思いをしていたところに現れた救世主が、この「無味無臭」のウオツカ! トマト・ジュースに混ぜてしまえば、見た目もトマト・ジュースそのもの。そこで飲酒家の亭主連中、バーでウオツカ入りのトマト・ジュース(というよりトマト・ジュース入りウオツカか?)を飲んでご機嫌な様子で帰宅。そこに待ち構えている、鬼の形相の奥様。
「ダーリン、またお酒を飲んできたの? いい加減になさいっ!」
「何を言ってるんだ、ハニー。ボクは友達とトマト・ジュースを飲んできただけだってば」
「ウソおっしゃい」
「ウソじゃないよ。ほら、ハァ〜・・・ね、お酒の匂いなんてしないじゃないか」
「あら、ホント。トマト・ジュースの匂いしかしないじゃないの。変ねぇ・・・」
と、こうしてウオツカとBloody - Mary 【ブラッディ・メアリ】というカクテルが全米に広がっていったという、ウソのような本当のお話(ってこのネタ、Bloody - Maryの回にも書いたよなぁ・・・)。
− ☆ − ★ − ☆ − ★ −
さて、何故この二つが出てきたのか、「オリジナル・カクテル奮闘中(1)」を読んで頂いた方にはもうお分かりですね?
返信コメントの中で、神保銀郎さんから提案のあった、Hornet 【ホーネット】を作ってみよう、というわけです。
Jagermeister 【イエーガー・マイスター】 30ml
[FINLANDIA] Vodka 【[フィンランディア] ウォッカ】 30ml
Orange - bitters 【オレンジ・ビター】 1tsp.
せっかくなので、フィンランディアの解説を。
製造元は、フィンランドのアルコール専売会社。1932年、お酒に関する法律が制定されたのをきっかけに、設立されたようです。原材料は六条大麦100%。他の材料は一切なし。ここだけ見ると、まるでモルト・ウィスキーの説明みたいですね。同社は3つの蒸留所を持ち、そのうち2ヵ所でフィンランディア・ウオツカを作っています。恐るべきは蒸留の回数で、何と200回以上。そしてボトルのデザインを手がけたのは、「フィンランド・デザインの、応用美術の父」こと、Tapio Wirkkala 【タピオ=ヴィルカラ】。iittala 【イッタラ】のグラス製品、Tapio 【タピオ】シリーズは機能美あふれるものとして評価が高く、かなり有名なのでグラス専門店で見かけることができるはず(とはいえ、”結構いい値段”がするものなので、軽々しく手には出来ないのですが)。
フィンランディアはあいにく入手できなかったので、一番お手ごろで一番クセのないストリチナヤでいきます。
度数は37.5度。

写真は光が入りすぎて見づらくなってしまいましたね。下地の布は黄色を基調としたもので、絨毯をイメージしたかったのです(ホーネットに何の関係もないのですが、何となく)。
カクテルの色はやや茶色っぽい感じの、濃い赤。
味は・・・イェーガーマイスターの良い部分を抜き出して、少し柔らかくしたような感じ。ハッカ飴のような香りも和らいでいるので、リキュールが苦手な方でも大丈夫かも知れませんね。度数が高いわりに飲みやすく、オレンジ・ビターも軽いアクセントになっています。
− ☆ − ★ − ☆ − ★ −
イェーガーマイスター自体に「甘」と「苦」の両面があって、しかもどちらもほのかなので、邪魔にならない。香りにも非常に特徴があるので、もう少し触ってみたいリキュールですね。最初のうちは、何らかのカクテルのリキュールの部分をイェーガーマイスターにアレンジしてみたいと思います。近いうちにアレンジ版、できればオリジナル版を報告してみたいですね。
− ☆ − ★ − ☆ − ★ −
今回、写真を小さくしてみました。小さすぎたかも知れません。もうちょっと調整が必要ですね。
また前回から、区切りの部分を単なる水平線から、ちょっと工夫した線に変えてみました。私の書くものはブログにしては長めなので、一息付かないと読むのに大変(書いている自分は、書きたい放題なのでお気楽なのですが)。でも見やすいのかなぁ。
酒とかカクテルの材料になりそうなものだけ、赤とかオレンジとか色付けするという手もなきにしもあらず。面倒ですが(って、全部黒文字の方が読むのに面倒なんですけどね)。何せ、「ブログは読んでもらってナンボ」って感じなので、何か意見や提案などあれば、掲示板の方で構わないので提言してください。
と、今日はこの辺りで。
神保銀郎
なんか思いつきで作ってしまったレシピなのに、紹介していただいて恐縮です。
んー、写真みた感じだとカクテルグラスに注いでるので、ステアしたんでしょうか?
シェイクしたって様子はないみたいですけど。
僕はこぶりのロックグラス(焼酎のぐい飲みくらいがベストなんでしょうか?)でビルドするイメージだったので、ちょっと不意をつかれた感じです。
や、だけど調子に乗ってレシピ紹介したんですけど、これ、思いつきの割には悪くないですね。
後から何度か作ってみて楽しめるレシピなんて、自分でもあんまりないです。
って、これじゃ自画自賛みたいでばかみたいですけど(苦笑)
んー、写真みた感じだとカクテルグラスに注いでるので、ステアしたんでしょうか?
シェイクしたって様子はないみたいですけど。
僕はこぶりのロックグラス(焼酎のぐい飲みくらいがベストなんでしょうか?)でビルドするイメージだったので、ちょっと不意をつかれた感じです。
や、だけど調子に乗ってレシピ紹介したんですけど、これ、思いつきの割には悪くないですね。
後から何度か作ってみて楽しめるレシピなんて、自分でもあんまりないです。
って、これじゃ自画自賛みたいでばかみたいですけど(苦笑)
倖成
使った技法は「ステア」です。シェークしてみたら味が丸くなりすぎたので、独特の香りを残すためにこちらを使いました。
現在、ラムとの融合に挑戦中。
ちなみに私の持っているデータにも「Hornet」というカクテルがありますが、ロングスタイルで、イメージは黒。これもデータ・ベースに入れておきます。
「○○カクテルの基酒や材料を変えてみる」という模倣タイプや、「何となく混ぜてみた」という行き当たりばったりタイプなどがありますが、どっちが良いとか悪いとかはありませんね。感性や感覚の違いだけですので。れっきとしたカクテル・ブックに載っているものでも「何だこれ、味も香りもメチャクチャじゃないか」という代物もありますよ。
なので、作品の出来が良ければ、むしろ思いっきり自画自賛しちゃいましょう(笑)。
現在、ラムとの融合に挑戦中。
ちなみに私の持っているデータにも「Hornet」というカクテルがありますが、ロングスタイルで、イメージは黒。これもデータ・ベースに入れておきます。
「○○カクテルの基酒や材料を変えてみる」という模倣タイプや、「何となく混ぜてみた」という行き当たりばったりタイプなどがありますが、どっちが良いとか悪いとかはありませんね。感性や感覚の違いだけですので。れっきとしたカクテル・ブックに載っているものでも「何だこれ、味も香りもメチャクチャじゃないか」という代物もありますよ。
なので、作品の出来が良ければ、むしろ思いっきり自画自賛しちゃいましょう(笑)。
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だいぶ前からハーブリキュールには興味がありまして。そもそも僕が好きなジンだってハーブで風味をつけているし、そういう意味では親戚に興味を持つ、くらいの意味かもしれません。けれど、かつてグラスホッパーやらミ
悩める営業マン 〜怒りの酔拳〜 2006/12/09 Sat 22:36
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