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Whisky - その5 最も忌まわしい出来事

Posted by 倖成卓志 on 04.2007 至福のウィスキー 0 comments 0 trackback
 スコットランド北西部にあるヘブリディーズ諸島。その中で最大の島にマカスキル兄弟が降り立ったのは1927年のこと。
 大きなごつごつとした岩が並んでいる島の西岸に土地を借り、そこで彼らは羊の飼育に励みながら、ある野望を心に秘めていました。

 3年後の1830年。ハーポート湖畔の農場に、彼らはウィスキーの蒸留所を設立しました。これを知った聖職者ロデリック=マクラウドが猛反対したものの、それだけで蒸留所が閉鎖されるはずもなく、「この島で今までに起こった最も忌まわしい出来事だ」と嘆いたそうです。

 この島の名前は SKYE[スカィ]島。

 そしてこの島で唯一の、この蒸留所の名前を冠したウィスキーが・・・。

TALISKER 10



TALISKER
 【タリスカー】


 スモーキー・フレーヴァー(いぶした煙のような香り)をふんだんに盛り込んだモルトです。
 仕込みに使われている水は、蒸留所のすぐ近くにあるホークヒルという場所から湧き出る14の地下水源を使っているようです。

TALISKER 10(LABEL)



 これは10年ものです。度数は45.8度。

 ウィスキーというと、12年、15年、20年、30年ものなどがあり、年数を重ねるごとに味わいに深みを生み出し、それだけ値段が高くなっていく・・・ということになっています

 しかし、ウィスキーの本やHP、寸評などを眺めてみると、年数と味わいとは必ずしも一致しないようです。特にスモーキー・フレーヴァーの強いARDBEG 【アードベッグ】LAPHROAIG 【ラフロイグ】など。そしてこのTALISKER 【タリスカー】は、むしろ熟成年数の浅い10年ものや15年ものの方が評価が高く、年数が重なると味わいがまろやかになりすぎたり、かえって混濁した味わいになってしまって評価が厳しくなるようです。


 ちなみにタリスカーは、「2006年 インターナショナル・ワイン・アンド・スピリッツ・コンペティション【IWSC】」の大会で、「18年」が「シングル・モルト・スコッチ・ウイスキー部門 熟成年数15年以上」において、最優秀賞を獲得。「10年」が部門金賞を受賞したようです。



 -  ☆  -  ★  -  ☆  -  ★  -


 味わいについては、アイラ・モルト(アイラ島で作られるモルト・ウィスキー)と近く、スモーキー・フレーヴァーとスパイシーな香りが特徴的。それに加えて、コクのある甘さが奥に潜んでいて、ゆっくりと味わうとこの甘さが口の中でジワリと広がってくる。なので、食前向けですね。昔のものに比べるとまろやかになったそうですが(そういう評を知ると、昔のが飲みたくなるのは愛酒家のサガか)、それでも「スモーキー・フレーヴァーって何?」という方には、これを飲んでいただくときっとお分かりいただけるかと思います。
(クセが強いので好き嫌いがはっきり分かれてしまいます。なので、合わないだと思ったら無理せず遠慮なく「ごめん、これ苦手」と言ったほうが良いです。逆に「スモーキー・フレーヴァーの強いモルトが好き」という方へのプレゼントとしては非常に喜ばれる一品です)


 -  ☆  -  ★  -  ☆  -  ★  -


BLACK CUILLIN



BLACK CUILLIN
 【ブラック・クイリン】


 例の、酒倉庫の店で見つけちゃいました。スカィ島で作られているダーク・エールです。
 エールというのは、上面発酵ビールのことで、昔はこれが主体でしたが、19世紀頃に下面発酵ビールが出ると、むしろ下面発酵の方が世界の主流となっていきました。
 なぜ”上面”なのかと言えば、醸造の最終段階で酵母が上に浮かび上がってきて層になることから、こう呼ばれています。常温で短時間で発酵させるため、下面発酵に比べると味わいはすっきり爽やかです(下面発酵ビール派は、「上面発酵はコクも味も何にも無い」などと貶す場合もありますね)。
 ちなみに下面発酵ビールは、普通ラガーと呼ばれています(日本の”ラガー”とは意味が異なります)。低温で長時間発酵させるため、酵母が下へ沈むことから、こう呼ばれています。


BLACK CUILLIN(LABEL)



 で、このダーク・エール。いわゆる「黒ビール」と同系統です。麦を焙煎させて、黒い色を作り出しているわけですね。
 
 ブラック・クイリンとは、スカィ島最高峰の山脈の名前です。製造元は The Isle of Skye Brewing Company Limited. 【ジ・アイル・オブ・スカィ・ブリューイング・カンパニー・リミテッド】。度数は4.5度。
 1994年に設立され、1995年12月から作られ始めた、比較的新しいエールです。

 ということで・・・。


 -  ☆  -  ★  -  ☆  -  ★  -


Skye Boiler-Maker



Boiler - Maker 【ボイラー・メーカー】

基酒:Whisky 【ウィスキー】
技法:なし
度数:??
グラス:??
レシピ
 Whiskey 【ウィスキー】 1Shot.
 Beer 【ビール】 1Glass.


 ボイラー・メーカーです。これは、ビールをチェイサー(お酒の間に休憩のために飲む、水などのノン・アルコール飲料)の代わりにしてウィスキーを飲むというスタイルです。
 (映画『カクテル』では、主人公がビール・ジョッキの中にウイスキーの入ったショット・グラスを沈め、ジョッキを呷った後に口元に滑り込んできたショット・グラスをそのまま口で挟んで、店を出て行くというシーンがあります。ちなみに、ウィスキーにビールをビルドさせるカクテルとしての「ボイラー・メーカー」もありますが、これを美味しそうに飲むのはアメリカ人ぐらいなものです)

 スカィ島という同じ島で作られた、麦を原料にした蒸留酒のチェーサーに、同じく麦を原料にした醸造酒を持ってくる。よくよく考えてみれば非常に贅沢なコンビネーションですね。
 でも、ブラック・クイリンを単独で飲んでみたよりも、タリスカーと合わせて飲んだほうがより美味しく感じられたのは、気のせいではないと思います。


 -  ☆  -  ★  -  ☆  -  ★  -


 これを買ったときに、酒倉庫の店の店員さん(いや、もしかしたら店長さんじゃないかな。組長に確認してみよう)に「これ(ブラック・クイリン)はスカィ島のビールだけど、アイラ島の幻のビールがありますよ」なんて言われて、
「ああ、あの一番下の段の4つ?」
「あ、確か5つ」
 そこで別のお客さんが来たので会話は中断しちゃいましたが・・・アイラ島の幻のビール(というかエール)、ええ、確かに狙ってますけど・・・ちょっと値が張るんです、ビールにしては。

 う・・・勧められてしまったからには・・・試さずにはいられない・・・3月は出費の予定がすでに立っているので無理っぽいけど、きっと近いうちに・・・きっと。



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