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Spirits - その11 第3のジン (Third Gin)

Posted by 倖成卓志 on 29.2007 雄渾のスピリッツ 2 comments 0 trackback
 たいていのバーでなら置いてあると言われているGin 【ジン】 といえば、Beefeater 【ビーフィーター】GORDON'S 【ゴードン】、そして、

Tanqueray


Tanqueray
 【タンカレー】

-
Tanqueray(label)


 製造元は Charles Tanqueray & Co.,Ltd. 【チャールズ・タンカレー】 社。
 1830年、チャールズ=タンカレーなる人物が、ロンドンのフィンズベリー地区の湧き水を使い、酒造業を開始します。これこそが、タンカレー・ジンの発祥なのです。

 やがて、1898年に Gordon 【ゴードン】 社と合併しました。名前を Tanquary Gordon & Co. Ltd. 【タンカレー=ゴードン】 社と改めます。そう、実はゴードンとタンカレーの現在の製造・販売元は同じなのです(このフレーズ、Spirits その1 - GORDON'Sと同じだったりします)。現在はUDV社の傘下となっています。

 チャールズ=タンカレーの祖先はフランス在住のユグノー教徒であったといいます。18世紀初頭にイギリスに亡命しています(フランスのユグノー教徒の大半はドイツに亡命していることを考えると、ちょっと奇異です)。そして、イギリスにおいてタンカレー家の開祖となるディヴィット=タンカレーは、銀細工職人としてイギリス王室に認められているので、この亡命は必ずしも失敗とは言えないでしょう。


 緑色の特徴あるこのボトルは、18世紀のロンドン市の消火栓をデザインしたものです。ケネディ大統領やフランク・シナトラが愛飲したことでも知られていますね(というか、日本ではこれが売り文句となっています)。
 「ペットボトル?」って言ってた人がいましたが、れっきとした瓶です。でも、何となくそんな感じがしないでもない。


 -  ☆  -  ★  -  ☆  -  ★  -


 他の2つに比べるとちょっとマイナーに思えるかも知れません。近頃はスーパーでもジンやウオツカ、バーボン、ブレンデッド・ウィスキー、ジャパニーズ・ウィスキーなどが手に入る時代ですが、それでもタンカレーが置いてあるところは見かけません。
 洋酒店でも、小さなところでは置いてない場合もあります。何故なんでしょうね、よく分かりません。


 -  ☆  -  ★  -  ☆  -  ★  -


 さて、と。

Tanqueray-Martini


 タンカレーのMartini 【マティーニ】 です。比率はオーソドックスにジン:Dヴェルモット=3:1にしてみました。
 

 鉄板のような、平坦な印象があったのですが、キレの良さはビーフィーターやゴードンにはない、美しい印象を醸し出してくれます。そしてちょっとだけ、うんと奥深くに潜む薬草味(これ、何でしょう? たぶん植物の根だと思うのですが、ほんの少しだけ、舌の奥にかすかに触れる苦味を感じます。タンカレー派の方の意見募集)。


 基本は、すっきりと爽やか。
 ビーフィーターが「社交界の貴婦人」なら、タンカレーは「素朴な才媛」といった感じでしょうか。クセは強くなくて物静かで、目立たない。しかし味わいがあるので、その良さに気付くといつの間にか惚れ込んでしまう、とそんな感じ。


 華やかで上品なビーフィーター、力強いゴードン、すっきりとしたタンカレー。
 今まで、特にジンにこだわっていなかった方も、「マティーニお願い、タンカレーでね」とか言ってみるのも良いかも。ちょっと通な感じがして、いいかも知れませんよ?




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タンカレーの「クセは強くなくて物静かで、目立たない。しかし味わいがある」というのは、僕の評価に近いです。
水のようなスルスルとした飲料感でありながら、静かに自己主張するようなところがタンカレーにありますね。

だから僕はタンカレーを使ったマティーニはあんまり好きじゃないですね。マティーニはやはりビーフィーターが最高のような気がします。
タンカレーならばホワイトレディやジンバックなどのジンの丸さ(とは奇妙な表現ですが)を強調したレシピの方が楽しい、というのが持論です。
もちろん、これらの主張もまた、僕個人の好みを羅列してるだけであって、ジン好き全般の意見とは異なるのでしょうけど(苦笑)

ただ一つハッキリとオススメできるのは、サファイアと並んでジンを知らない人に試飲させるには最適だ、ということでしょうか。
やはりプリマスやゴードンでは強烈過ぎるので、導入としてはタンカレーは優れたものがありますね。
2007.04.03 22:46 | URL | 神保銀郎 #tpujIlOc [edit]
 「導入」で言えば、どのジンを最初に体験したかによってジン(およびジン・マティーニ)に対する印象が変わり、しかもそのジンが「標準」だと思い込んでしまう傾向も否めないようです。香り重視か、強さ重視か、味わい重視か、あるいは・・・といった感じ。
 確かに、知らない人に「これはジンですよ」と勧めるには最適かも知れませんね。余計なものがない、という意味合いにおいて。

 深く突っ込んだ会話をしてみると、「実はタンカレー派」という人も案外見つかるものです。何故かそのことを強く主張してこない点では、タンカレーにそっくり?

 書き忘れていましたが、今までのジン・テイスティングの中では「最も特徴が感じられない」という、一見無個性な感じこそが「今までのものとは違う強烈な印象を覚えた」という妙な結果を生み出しています。
 それこそが、自画自賛になってしまいますが、まさに「素朴で、地味で、華々しさのカケラもないような女の子なんだけれど、じっくりと会話をしてみると思慮も知恵も分別もある才媛だと分かる」という印象に繋がっているようです・・・ジンって男性的なのに女性的なんですよね、タンカレー。うーむ、深い・・・。
2007.04.07 19:12 | URL | 倖成 #iqhSIKS2 [edit]


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