スポンサーサイト

Posted by 倖成卓志 on --.-- スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Liqueur - その7 カクテル仕掛けのオレンジ(A Cocktailwork Orange)

Posted by 倖成卓志 on 08.2007 愉悦のリキュール 2 comments 0 trackback
 Grand - marnier
Grand Marnier (Cordon Rouge)
 【グラン・マルニエ(コルドン・ルージュ)】



 製造元は、Societe Marnier Lapostolle 【ソシエト・マルニエ・ラポストル】
 度数は40度。エキス分は21%。

 1827年にイル・ド・フランスで創業した蒸留所で、後にユージン=ラポストルの娘婿となったL.A.マルニエが、オレンジ果皮とコニャックを材料にして作り出したオレンジ・キュラソーです。

 一般的には「グラン・マニエ」と呼びますが、どちらでも正しいです。製菓では「グラン・マニエ」で統一しているみたいですね。
 余談ですが、フランス語での「r」は息を抜いただけのような曖昧な音で、「h」に近い発音です。「日本人には発音しづらい音ですので、最初のうちはハ行に近い音で。『ラリルレロ』というよりも、『ハヒフヘホ』と言ってしまったほうがうまく通じたりします」なんて教えられたりするらしいです(「らしいです」というのは、私のフランス語は独学で、TVの講座を多少見たことがある程度で、フランス語の講義に出たことすらありません)。


 さて、このオレンジ・キュラソーというのは、カクテルの中で頻繁に出てきます。
 -  ☆  -  ★  -  ☆  -  ★  -


 カクテルのレシピに良く登場する

 Orange - Curaçao 【オレンジ・キュラソー】、White - Curaçao 【ホワイト・キュラソー】、Blue - Curaçao 【ブルー・キュラソー】。
 これら正体について書いてみたいと思います。


 元々、キュラソーとはヴェネズエラ沖にある島の名前です。17世紀の後半に、当時このキュラソー島を支配していたオランダがこの島で採れたビター・オレンジの果皮を本国へ持ち帰り、中性スピリッツに浸して蒸留し、加糖して作られたお酒なのです。
 なので、キュラソーといえば本来、オレンジ・キュラソーのことを指すのです。


BOLS TripleSec


 オレンジ・キュラソーはそのまま樽熟成させるので、ウィスキーと同じように樽の色が付いて、オレンジというより金色に近い色が付きます。
 この樽熟成を省いて色を抜き、白色にしたものがホワイト・キュラソーなのです。


BOLS Blue - Curaçao


 これに、青色の着色料を使ったのがブルー・キュラソー。ホワイト・キュラソーとの違いは、その色だけです。ただし、普通に薬草や果実だけを使って作られるリキュールではこの青色は出ないため、青色のカクテルを作るときには欠かせません。


 青色を出したカクテルの一例。

BlueMargarita


Blue - Margarita 【ブルー・マルガリータ】

 基酒:Tequila 【テキーラ】
 技法:シェーク
 度数:25度
 グラス:カクテル・グラス

 レシピ
 Tequila 【テキーラ】 1/2
 Blue - Curaçao 【ブルー・キュラソー】 1/4
 Lime - Juice 【ライム・ジュース】 1/4

 最後に塩でスノー・スタイルに。

 Margarita 【マルガリータ】 のホワイト・キュラソーをブルー・キュラソーに代えたものです。
 そういえばひとつ、書き忘れていたのですが、Side - Car 【サイド・カー】 のベースを4大スピリッツに代えていくと、そのまま別のカクテルになっていきますが(サイド・カー・ヴァリエーション'ズ)、唯一の例外がマルガリータです。
 塩でスノー・スタイル(グラスの縁に塩をまぶすこと)にするのともうひとつ、レモン・ジュースの代わりにライム・ジュースを使うレシピもあるのです。ブルー・マルガリータの場合はレモン・ジュースではなくライム・ジュースとなっています。どちらも間違いではないのですが、味わいが少し異なるので、レモンだと思ってたのにライムだったらちょっと驚いてしまうかも知れませんね。


 すべてBOLS 【ボルス】 社のものですが、特に意図はありません。不思議な縁でもあるのか、それぞれ最初に入手したり口にしたものがすべてボルス社で、何となく継続しているという感じです。


 -  ☆  -  ★  -  ☆  -  ★  -


 さて、White - Curaçao 【ホワイト・キュラソー】といえば、


 Cointreau


Cointreau
【コワントロー】



 これまた、よく登場します。コワントローというのは社名です。カクテル・ブックによってはホワイト・キュラソーと書くべきところをすべて、コワントローと書いてある場合もあります。それほどまでに、一般的なホワイト・キュラソーです。

 1819年、フランス・ロワール地方のアンジェ市で菓子屋を営んでいた、コワントロー兄弟(兄:アドルフ、弟:エドアール)が、それまでのオランダ産オレンジ・キュラソーに代わる自家製のオレンジ・キュラソーを作り始めたのがきっかけ。オランダ産の『甘口』に対抗するため、三倍辛いという意味のTriple Sec 【トリプル・セック】という言葉を付けて売り出したところ、爆発的な人気が出たとのこと。

 やがて、1898年にルミエール兄弟が世界初の映画を作り出すと、当時のコワントロー社社長、エドアール・フィスの要請によって世界初の映画CMが作られたそうです。そう、今でも映画館で流れる映画CMは、コワントロー社が最初だったのです。

 その後、他のリキュール会社も同様のホワイト・キュラソーを作り、トリプル・セックという製品名で売り出すようになったのです。

 ちなみに現在のコワントローは、ハイチのビター・オレンジ果皮とブラジルのスイート・オレンジ果皮を主体にして作られているようです。


 -  ☆  -  ★  -  ☆  -  ★  -


 実はまだまだ話は続くのですが、どんどん長くなって、しかもまとまりきれていないので、ここから先は「言いたい放題」のネタとして別の1題の中に移します。多分近いうちに書くことができるのではないかと思います。

 キュラソーは透明感があり、スピリッツとの相性も良い。一方で、度数が高く、アクセントがあるので、強いカクテルを簡単に作ることもできます。
 情報が確かではないので上では書きませんでしたが、色付けキュラソーには他にもレッド(赤)、パープル(紫)、グリーン(緑)などもあるみたいです。味はすべてホワイトと同じなので、色が自在に使えるらしいのですが・・・はて、レシピでブルー以外のキュラソーが出てくるのを見た覚えがない。レッドならグレナディン、グリーンならペパーミント、パープルならクレーム・ド・ヴァイオレットなどが使えて、しかもそれらの味が加わるので、色付けキュラソーの立場はないのかも。もしネット上とかで画像でも名称だけでもいいので見かけたら、教えてもらえるとありがたいですね。



←ブログランキングです。ご協力お願いします。



↓ にほんブログ村 酒ブログへ
にほんブログ村 酒ブログへ

「ブログ・ルポ」評価ボタン(どれか押してもらえると嬉しいです)

スポンサーサイト

オレンジキュラソー・ホワイトキュラソーなどいろいろあって今まで何が何か分かってなかったんですがこの記事ではっきりしました(笑)
本やHPなどでも書き方は様々なので困惑してたんですよね。
おかげさまで助かりました。
現在私の家では2本のキュラソーがあります。
BOLSのブルーキュラソーとコアントローです。
今のところこの2本で足りているのが現状ですが
オレンジキュラソーはまだ見たことがないので興味津々ですがホワイトキュラソーと味が変わらないならどうかな?と思ってますがいかがでしょうか?
2007.07.13 08:53 | URL | まっぴ~ #lavUoL4U [edit]
 まだカクテルをあまり知らない頃に「コワントローはホワイト・キュラソーです」「ホワイト・キュラソーはオレンジ・キュラソーです」「ブルー・キュラソーは青色着色したホワイト・キュラソーです」「キュラソーはオレンジで作ったお酒です」とあって、それ以上深い説明がない本(雑学本に近い)に出会った事があって、混乱したことがあります。十年近く調べもせずに放置していた内容を、ようやく調査・報告した今回でした。

 オレンジ・キュラソーは、特に必要を感じなければ敢えて入手しなくてもいいのではないか、と思いますよ。香り高くアクセントも強いので、カクテルに混ぜ込んでしまうのがもったいないのか、登場するレシピはあまり見かけないのが現状。グラン・マルニエのミニボトルぐらいなら持っていても不便じゃありませんが、使い方が分からなくてちっとも減らない、なんてことも。
 そのまま飲みたい場合はともかく、カクテルの副材料としての酒を入手したい場合には、それを使ったカクテルを少なくとも3種類ほど見つけておかないと、ずっと居座らせておくことになりそうですね。
2007.07.15 08:28 | URL | 倖成 #iqhSIKS2 [edit]


  • password
  • 管理者にだけ表示を許可する

trackbackURL:http://ktka.blog56.fc2.com/tb.php/201-1a597ee2

プロフィール

倖成卓志

Author:倖成卓志
 いざ、霊薬【エリクシル】を求めて・・・

FC2カウンター

ブロとも申請フォーム

ブログ内検索

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。