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Cocktail - 第19回 夏へのビア(The Beer into Summer)(その1)

Posted by 倖成卓志 on 21.2007 悠久のカクテル 2 comments 0 trackback
 夏です。ビールの季節です。でもスーパーには発泡酒が多いです。しかし一方で、ビール・メーカーは少なくとも1種類は本格ビールを出しています。とっても嬉しい傾向です。ちょっと値が張っても構わないので、「これぞ日本が作ったビール!」というものをどんどん出してもらいたいものです。

 でも、カクテルの話題です。
 ビールをベースとしたカクテルは実にさまざまです。

 これからざっと挙げて行きますが、先に結論を書いてしまうと、ビールベースのカクテルを好む方の理由のひとつに、ホップの苦味が苦手なのではないかと思われます。
 特にやたらと若い女性と酒を飲みたがり、その本当の目的がその先にあるような男性と話しをしていると彼らは、ビールを苦手としている女性が多々存在していることをあまり理解していないような気がします。ひとむかし前に「とりあえずビール」ということで「とりビー」なんて言葉も流行しましたが、女性に限らず男性でも、ビールのホップが持つ苦味を好まない人がいることは理解されてしかるべきだと思いますね。


 とあるバー&レストランでのこと。
 カウンターに座っていた私の後ろにある、テーブルに座った4人の男性客。レストランというよりもちょっと大きめの喫茶店といった感じなので、距離はそれほど離れていなくて、ちょっと大声を上げると会話が丸聞こえ。人が入りすぎるとやかましすぎて落ち着かなくなるのが玉に瑕[たまにきず]だったのですが、それは置いてといて。
 1杯目はとりあえず全員でビールを飲んだものの、どうも苦手の様子のA氏(仮称)。他の人たちはそんな彼を気にも留めずにさらにビールを追加注文。「お前もビールでいいよな?」と無遠慮な言葉を投げかけた隣席のB氏(仮称)に対して、A氏はウェイトレスさんに一言。
「ボクはシャンディー・ガフで」


ShandyGaff


Shandy - Gaff 【シャンディ・ガフ】

 基酒:Beer 【ビール】
 技法:ビルド
 度数:2度
 グラス:タンブラー

 レシピ
 Beer 【ビール】 1/2
 Ginger - Ale 【ジンジャー・エール】 1/2


 「何だよ今のシャンディーって?」「ビールだよ」「ビールじゃないだろ?!」「いや、ビールだって」
 で、運ばれてきたのが・・・見た目はビールそのまま。
 「な、ビールだろ?」「じゃあ、シャンディー何とかってのは何なんだ?」「内緒」

 うまくはぐらかしたものです。ジンジャー・エールはその名の通り、ジンジャー【しょうが】の香りがしますが、あまり気になりませんね。むしろ、シャンディ・ガフに入り込んでホップの苦味をやわらげてくれる感じ。
 シャンディ・ガフの名の由来は分かりません。イギリスでは「とりビー」的に、気軽に飲まれるカクテルです。
 実際にはジンジャー・エールではなく、ジンジャー・ビアとエールを使うそうなのですが・・・ジンジャー・ビアは名前と名前に反してビールではない(しょうがを発酵させて加糖した炭酸飲料です)から良いとしても、ビールにエールを入れるの? 本当かいな?


 ちなみに、Panache 【パナシェ】という呼び名のカクテルがありますが、これはフランス語で「混ぜ合わせる」という意味です。ビールと炭酸飲料を等量で混ぜ合わせたカクテルの総称です。なので、シャンディ・ガフもパナシェの一種です。
 フランスでは「シャンディ・ガフ」と言っても通じなくて、「パナシェをジンジャー・エールで」と言わないとこれが出てこないそうです。これまた、本当かどうかは知りませんが。


 順番は、まずビールを注いでから、ジンジャー・エールを注いでください。これ、重要です。


 -  ☆  -  ★  -  ☆  -  ★  -


 「コップに注ぐときの、瓶ビールのつぎ方を教えて」と言われたことがあるのを思い出しました。・・・あの、あなたの隣にいる私は、あなたと同じく客であって、この店の関係者じゃないんですけど・・・なぜ私に聞く?

ビールを注ぐ1


 まず、最終的に全体の2~3割方が泡を占めるのを想定して、それよりほんの少し「多め」にコップの底へ向けて、勢いよく叩き付けるように注ぎます。ジョッキであれば量が多いので最初は傾けたほうが良いですが、グラスではただでさえ底面積が狭いので、傾けないほうがベスト。どうしてもという場合には、この泡立ての一瞬だけグラスを傾けて、すぐに水平に戻したほうが良いですね。

ビールを注ぐ2


 続いて、今度は勢いを殺してゆっくりと、グラスの底の方へ流し込みます。イメージとしては、上部にたまった泡をそのまま上へ押し上げるように。この間、泡が崩れないように増えないようにゆっくりゆっくりと注ぎます。最初に「多め」にした理由は、ここで泡が徐々に減ってしまうからですね。

ビールを注ぐ3


 最後に、一番上まで泡が到達したら、こぼれそうになるぐらいまで泡を盛り上げてあげればできあがりです。コツは、最初以外はグラスを傾けないこと。
 「お酌」するときなどは、相手がずっとグラスをこちら側へ傾けている場合がありますが、そのままの状態では、勢いを多少弱めても泡ばかりが立ってくるので、苛立ちそうになるぐらいゆっくり注いだほうがいいです。

 と、書いてみましたが、実は誰からも教わっていません。経験則なので違うやり方があるかも知れませんが、参考になれば幸いですね。


 -  ☆  -  ★  -  ☆  -  ★  -


 ビール・カクテルの続き。

DogsNose

Dogs - Nose 【ドッグス・ノーズ】

 基酒:Beer 【ビール】
 技法:ビルド
 度数:20度
 グラス:タンブラー

 レシピ
 Beer 【ビール】 適量
 Gin 【ジン】 45ml

 「犬の鼻」という意味です。
 一説では、ジンは香りが強烈ですが、ビールの中に紛れ込むと「犬の鼻」ですら気付かない、という意味を込めて名付けたというもの。
 もうひとつは、これを飲むと荒くれた犬のようになるから、というもの(でもこちらですと「鼻」の意味が分かりませんね)。
 いずれにせよ、後からまだ登場するビール・カクテルと比較しても、飛び抜けて高い度数です。まさに酔うためのものです。私もまさに「一気に酔う」ために、最初にこれを飲んでいた時期がありました。

 これは、ジンを注いでからビールを注ぎます。シャンディ・ガフと順番が逆です。あることに気が付くと、この順番の意味はすぐに分かります。


 -  ☆  -  ★  -  ☆  -  ★  -


 もうちょっと長くなりそうなので、ここで一旦締めます。当初の予定では「ビールの注ぎ方」を書く気がなかったものですから。
 「夏への」と題を打ちながら、よく考えたらもう夏なんですよね。梅雨が明けないから全然そんな気がしません。



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nao.も未だにビールの苦みが苦手ですf(^^);昔はメニューにシャンディーガフがあるとうれしかったものです(笑)
倖成さんは苦味の強いビールは好きですか?もしそうなら『よなよなリアルエール』というビールはどうでしょうか?nao.のHPでも何度か取り上げていますので、よければ見て下さいね♪
2007.07.23 02:38 | URL | nao. #- [edit]
 実のところ、私もホップの苦味はあまり好きではありません。それゆえに、ビールのカクテルをいろいろ探したりしました。でもベルギーの、コクのあるビールは好きです。近頃ではシャンディ・ガフを表メニューに入れていないバーもあるようで、若いバーテンダーの中には知らない人もいるみたいですね。

 『よなよなエール』は、お試しセットというのを注文してみました。今度の日曜日に届く予定です。感想はその時に。
2007.07.27 22:09 | URL | 倖成 #iqhSIKS2 [edit]


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