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Spirits - その15 タンカレーの10の顔(The Ten Faces of Tanqueray)
2007/09/16
07:56/Sun
− ☆ − ★ − ☆ − ★ −
度数は47.3度。
製造元はCharles Tanqueray & Co.,Ltd.
2000年に登場したプレミアム・ジンです。現在稼働している蒸留器のうち、最も古い第10番蒸留器で蒸留した原酒のみを瓶詰めしています。
この蒸留器は容量の少ない、単式のものです。
単式蒸留器と連続式蒸留機を、仕組みの段階から説明すると大変なことになるので省略しますが(でもディアジオのモルト・マスター試験ではウィスキーの蒸留器の仕組みについて出題されていました・・・ってモルト・マスターなのにモルトを全然紹介していないことに気付いた今日・・・)、イメージ的には
単式 → 容”器”
連続式 → ”機”械
です。
つまり単式の場合には、ひとつの容器だけで蒸留を行います。手間がかかる、時間がかかる、大量生産に向かない、余分な成分が分離しきれないために品質が必ずしも一定しない、といった欠点があります。
連続式はその名の通り、単式蒸留器がずらりと並んでいて、流れ作業のように工程が進みます。蒸留”器”ではなく、蒸留”機”なのです。
ロンドン・ジンの場合はほとんどが、連続式蒸留”機”です。こちらのほうが不要な成分が分離され、雑味も消えて、純度が高まります。また、安定した生産が見込めるため、19世紀に登場して以来、主流となっていくのです。
ところが、欠点もあります。純粋なアルコールにより近づくため、口当たりが強くなってしまうことです。そのためか、ジンに不慣れな人に「ジンの区別が付かない。アルコールをそのまま飲んでるみたい」なんて言われることがあります。
タンカレーNo.TENは、あえて単式蒸留器を使い、蒸留を4回繰り返して造られた一品です。手間がかかるので、ゆっくり丁寧に造られているとのこと。
ロンドン・ジンの原点に戻ろうということなのでしょうか。
ちなみに、製造の最終段階でフレッシュ・ハーブを使っているとのことです。
− ☆ − ★ − ☆ − ★ −
ちなみに、タンカレーの1839年当時のオリジナル・レシピを再現し、1999年に登場したプレミアム・ジンは、
Tanqueray Malacca Gin 【タンカレー・マラッカ・ジン】
現在のタンカレーとは、とくに風味の点で異なるとのことですが、まだ入手していません。捜索中です。見つけ次第、お知らせします。
− ☆ − ★ − ☆ − ★ −
No.TENに戻りましょう。
キャップ・リングに文字が彫られています。(以下、英文字はすべて大文字なのですが、読みづらいので小文字に変換しています)
「Hand crafted using fresh botanicals.」
「新鮮な植物を使った、手作りの品です」という意味ですね。
ボトルの裏は、
Fresh botanicals and hints of citrus give Tanqueray NO.TEN its exquisite flavour and smooth finish.
Tanqueray NO.TEN is a refreshingly unique spirit , which makes a truly fresh.
「新鮮な植物と柑橘類の存在により、タンカレーNo.TENに洗練された味となめらかな後味とを与えます。
タンカレーNo.TENは、本当に新しく作られた、爽やかで独特の蒸留酒です」という感じでしょうか。
味わいは・・・タンカレーっぽくありません。
フレッシュ・ハーブを加えたとあって、通常の、流麗な味わいのタンカレーと異なり、むしろ複雑な香味をもつBOMBAY SAPPHIRE 【ボンベイ・サファイア】 に、より近いものを感じます。
ところが、このタンカレーっぽくないタンカレーをいただいたあとに、通常品に戻ると・・・No.TENほどではないにしても、香味を感じます。滑らかさの中にしっかりと、香りと味わいとを凝縮しているのに気付かされる。これが通常品の本当の味わいであるのなら、No.TENは実にタンカレーの味わいなのですね。
タンカレーの存在証明。
− ☆ − ★ − ☆ − ★ −
ようやく、3大ジンとその上位種2品を制覇しました(そういえばゴードンの上位ってありませんね)。あえて、しっかりと比べてみると、それぞれが全然違う代物だということがよく分かります。
馥郁たるビーフィーター、力強いゴードン、流麗なタンカレー、成熟のクラウン・ジュエル、芳醇なNo.TEN・・・。
でも、ジンだけでもまだまだたくさん種類があります。出番待ちが1つ、購入予定が2つ、欲しいのに高くて手が出せないのが2つ、どこにあるのか探しているのが2つ・・・ただ、この先の代物はあまり一般的ではありません。
3大+ボンベイ(+余裕があれば上位2種)、の4(+2)種類の中から、自分の好みのものを見つけ出すのも楽しい。見つかったら残り3(+2)種類と比較していくのもまた楽しい。ジンだけでも、世界は広いのです。
− ☆ − ★ − ☆ − ★ −
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度数は47.3度。
製造元はCharles Tanqueray & Co.,Ltd.
2000年に登場したプレミアム・ジンです。現在稼働している蒸留器のうち、最も古い第10番蒸留器で蒸留した原酒のみを瓶詰めしています。
この蒸留器は容量の少ない、単式のものです。
単式蒸留器と連続式蒸留機を、仕組みの段階から説明すると大変なことになるので省略しますが(でもディアジオのモルト・マスター試験ではウィスキーの蒸留器の仕組みについて出題されていました・・・ってモルト・マスターなのにモルトを全然紹介していないことに気付いた今日・・・)、イメージ的には
単式 → 容”器”
連続式 → ”機”械
です。
つまり単式の場合には、ひとつの容器だけで蒸留を行います。手間がかかる、時間がかかる、大量生産に向かない、余分な成分が分離しきれないために品質が必ずしも一定しない、といった欠点があります。
連続式はその名の通り、単式蒸留器がずらりと並んでいて、流れ作業のように工程が進みます。蒸留”器”ではなく、蒸留”機”なのです。
ロンドン・ジンの場合はほとんどが、連続式蒸留”機”です。こちらのほうが不要な成分が分離され、雑味も消えて、純度が高まります。また、安定した生産が見込めるため、19世紀に登場して以来、主流となっていくのです。
ところが、欠点もあります。純粋なアルコールにより近づくため、口当たりが強くなってしまうことです。そのためか、ジンに不慣れな人に「ジンの区別が付かない。アルコールをそのまま飲んでるみたい」なんて言われることがあります。
タンカレーNo.TENは、あえて単式蒸留器を使い、蒸留を4回繰り返して造られた一品です。手間がかかるので、ゆっくり丁寧に造られているとのこと。
ロンドン・ジンの原点に戻ろうということなのでしょうか。
ちなみに、製造の最終段階でフレッシュ・ハーブを使っているとのことです。
− ☆ − ★ − ☆ − ★ −
ちなみに、タンカレーの1839年当時のオリジナル・レシピを再現し、1999年に登場したプレミアム・ジンは、
Tanqueray Malacca Gin 【タンカレー・マラッカ・ジン】
現在のタンカレーとは、とくに風味の点で異なるとのことですが、まだ入手していません。捜索中です。見つけ次第、お知らせします。
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No.TENに戻りましょう。
キャップ・リングに文字が彫られています。(以下、英文字はすべて大文字なのですが、読みづらいので小文字に変換しています)
「Hand crafted using fresh botanicals.」
「新鮮な植物を使った、手作りの品です」という意味ですね。
ボトルの裏は、
Fresh botanicals and hints of citrus give Tanqueray NO.TEN its exquisite flavour and smooth finish.
Tanqueray NO.TEN is a refreshingly unique spirit , which makes a truly fresh.
「新鮮な植物と柑橘類の存在により、タンカレーNo.TENに洗練された味となめらかな後味とを与えます。
タンカレーNo.TENは、本当に新しく作られた、爽やかで独特の蒸留酒です」という感じでしょうか。
味わいは・・・タンカレーっぽくありません。
フレッシュ・ハーブを加えたとあって、通常の、流麗な味わいのタンカレーと異なり、むしろ複雑な香味をもつBOMBAY SAPPHIRE 【ボンベイ・サファイア】 に、より近いものを感じます。
ところが、このタンカレーっぽくないタンカレーをいただいたあとに、通常品に戻ると・・・No.TENほどではないにしても、香味を感じます。滑らかさの中にしっかりと、香りと味わいとを凝縮しているのに気付かされる。これが通常品の本当の味わいであるのなら、No.TENは実にタンカレーの味わいなのですね。
タンカレーの存在証明。
− ☆ − ★ − ☆ − ★ −
ようやく、3大ジンとその上位種2品を制覇しました(そういえばゴードンの上位ってありませんね)。あえて、しっかりと比べてみると、それぞれが全然違う代物だということがよく分かります。
馥郁たるビーフィーター、力強いゴードン、流麗なタンカレー、成熟のクラウン・ジュエル、芳醇なNo.TEN・・・。
でも、ジンだけでもまだまだたくさん種類があります。出番待ちが1つ、購入予定が2つ、欲しいのに高くて手が出せないのが2つ、どこにあるのか探しているのが2つ・・・ただ、この先の代物はあまり一般的ではありません。
3大+ボンベイ(+余裕があれば上位2種)、の4(+2)種類の中から、自分の好みのものを見つけ出すのも楽しい。見つかったら残り3(+2)種類と比較していくのもまた楽しい。ジンだけでも、世界は広いのです。
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by. nao.
タンカレーNO.10ですね!これはフルーツカクテルで有名なバーテンダーの山本さん(カサブランカ)に使って頂きましたよ(^^)フルーツはその時は『メロン』でした(ブログにアップ済みです)変わったタンカレーだなって思って、かるーーく調べてました(^^)さすがにここまで調べてませんでしたけどf(^^);
by. 神保銀郎
あ゛ー、やっぱりタンカレー・マラッカ・ジンって存在してたんですね!
僕も探してるんですけど見つからないですねぇ。
だいたい5年くらい前には当たり前に見かけたんですけど・・・。
今のタンカレー(No.TENではない)をスパイシーにした感じだったと記憶しています。
値段的にもタンカレーより百円くらい上乗せされてるくらいで、まさかプレミアムだとは思ってませんでしたねぇ。
・・・って、それを言ったら帆船が描かれたラベルのプリマスだって気にせず飲んじゃって、その後でコチラの記事から限定ボトルだと気づいたくらいの鈍なんですけど(汗)
No.TENは岩清水みたいにスルスルと飲みやすかった記憶があります。
こっちは現在でも出てるんだから常備しとけばいいのに、ノーマルより高いとしり込みしちゃいますねぇ。
よくよく考えればスコッチと価格的に差はないのだから、しり込みしてる合理的な理由なんてないんですけどね(苦笑)
僕も探してるんですけど見つからないですねぇ。
だいたい5年くらい前には当たり前に見かけたんですけど・・・。
今のタンカレー(No.TENではない)をスパイシーにした感じだったと記憶しています。
値段的にもタンカレーより百円くらい上乗せされてるくらいで、まさかプレミアムだとは思ってませんでしたねぇ。
・・・って、それを言ったら帆船が描かれたラベルのプリマスだって気にせず飲んじゃって、その後でコチラの記事から限定ボトルだと気づいたくらいの鈍なんですけど(汗)
No.TENは岩清水みたいにスルスルと飲みやすかった記憶があります。
こっちは現在でも出てるんだから常備しとけばいいのに、ノーマルより高いとしり込みしちゃいますねぇ。
よくよく考えればスコッチと価格的に差はないのだから、しり込みしてる合理的な理由なんてないんですけどね(苦笑)
>nao.さん by. 倖成
ブログ内のカクテル、拝見しました。いかにも山本悌地【やまもと・だいじ】さんらしい、シンプルでフルーティーな雰囲気が伝わってくる代物です。
カクテルを書くのを忘れてましたが、
Ten - Midori 【テン・ミドリ】
[Tanqueray No.TEN] Gin 【[タンカレーNo.TEN]ジン】 1oz.
[Midori] Melon - Liqueur 【[ミドリ]メロン・リキュール】 1/4oz.
Lime - Juice 【ライム・ジュース】 1/2oz.
(最後にマラスキーノ・チェリーを沈める)
とか、
Ten - Grand 【テン・グランド】
[Tanqueray No.TEN] Gin 【[タンカレーNo.TEN]ジン】 1oz.
Triple - Sec 【トリプル・セック】 1/4oz.
Pineapple - Juice 【パイナップル・ジュース】 1oz.
Lime - Juice 【ライム・ジュース】 1/2oz.
などがオフィシャルとして紹介されているので、もしあれば、フレッシュなパイナップル・ジュースで割ってもらうってのもアリかも知れません。それにしても、山本さんのカクテルを味わえるとは羨ましいです。
カクテルを書くのを忘れてましたが、
Ten - Midori 【テン・ミドリ】
[Tanqueray No.TEN] Gin 【[タンカレーNo.TEN]ジン】 1oz.
[Midori] Melon - Liqueur 【[ミドリ]メロン・リキュール】 1/4oz.
Lime - Juice 【ライム・ジュース】 1/2oz.
(最後にマラスキーノ・チェリーを沈める)
とか、
Ten - Grand 【テン・グランド】
[Tanqueray No.TEN] Gin 【[タンカレーNo.TEN]ジン】 1oz.
Triple - Sec 【トリプル・セック】 1/4oz.
Pineapple - Juice 【パイナップル・ジュース】 1oz.
Lime - Juice 【ライム・ジュース】 1/2oz.
などがオフィシャルとして紹介されているので、もしあれば、フレッシュなパイナップル・ジュースで割ってもらうってのもアリかも知れません。それにしても、山本さんのカクテルを味わえるとは羨ましいです。
>神保さん by. 倖成
マラッカはネットでも全然ヒットせず、たまにオークションに出てくれば、スピリッツとは思えない値段が付いていたりします。タンカレーのオフィシャル・サイトでも、通常品とNo.TEN、ウオツカしか載せていないので、終了品であることは明白。
ビーフィーターのクラウン・ジュエルもかつては限定品で、一旦は消滅しても再登場したことを考えれば、マラッカの復活も可能性はなきにしもあらずなのですが・・・そううまくいくかどうか。
値段でいえば、やはり3大ジンの通常品に比べれば割高なので、買うのに気合が要りますね。No.TENもいざ手にするのに2ヶ月迷いましたから。2ヶ月のうちの6日ほど、同じ棚の前を何度もうろうろしていた人です(笑)。
ビーフィーターのクラウン・ジュエルもかつては限定品で、一旦は消滅しても再登場したことを考えれば、マラッカの復活も可能性はなきにしもあらずなのですが・・・そううまくいくかどうか。
値段でいえば、やはり3大ジンの通常品に比べれば割高なので、買うのに気合が要りますね。No.TENもいざ手にするのに2ヶ月迷いましたから。2ヶ月のうちの6日ほど、同じ棚の前を何度もうろうろしていた人です(笑)。
by. nao.
山本さん、ご存知なんですね?(^^)今はCASABLANCAのレストランの方にいつもいらっしゃいますよー(^^)/ふつーにホール(皿下げたり、料理を出したり)してらっしゃいます。昨日も戴いてきましたので、近々アップ予定です!
>nao.さん by. 倖成
お会いした事はありませんが、噂だけはいろいろと。
ボストン・シェーカーの扱いは日本一で(バーテンダー技能大会で優勝)、若いバーテンダーさんたちの間でのボストン・シェーカーのブームを巻き起こした人。他には、『横濱カクテル』の考案者であるとか、カクテルの本を出しているとか(あいにくまだ読んだことはありません)、すごい寡黙な人だとか、阪神ファンだとか、そんな話をちらほら。
もうちょっと突っ込んだ話をしたいんですけど、それはnao.さんのブログで(笑)。
ボストン・シェーカーの扱いは日本一で(バーテンダー技能大会で優勝)、若いバーテンダーさんたちの間でのボストン・シェーカーのブームを巻き起こした人。他には、『横濱カクテル』の考案者であるとか、カクテルの本を出しているとか(あいにくまだ読んだことはありません)、すごい寡黙な人だとか、阪神ファンだとか、そんな話をちらほら。
もうちょっと突っ込んだ話をしたいんですけど、それはnao.さんのブログで(笑)。
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