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Whisky - その6 ナムバンの要塞(The Guns of nam-Ban)

Posted by 倖成卓志 on 08.2007 至福のウィスキー 0 comments 0 trackback
Out of sight , in a remote cove near Port Askaig lies Caol Ila , hidden gem among Islay's distilleries since 1846. Not easy to find , Caol Ila's secret malt is nonetheless highly prized among devotees of the Islay style.
Caol Ila's name (say "Cull Eela") comes from the Gaelic for "Sound of Islay".
Built in 1846 near Port Askaig , the costly establishment of this remotest of coastal Islay distilleries bankrupted Hecter Henderson , its first owner.
However , the single malt made in the hidden cove , although never easy to find , was always sought out for its combination of an unmistakable Islay character with sublime drinkablility.
Typically pale golden and peated , today's Caol Ila remains true to its traditions.
Not as pungent or heavy as some of its neighbours and remarkably fresh-tasting , it is yet deceptively intence on the finish.
It has all the fresh sea-air aromas and smoky-dry spicy flavours of an expressive , APPETISING Islay malt.



 -  ☆  -  ★  -  ☆  -  ★  -


Cao-Ila12


CAOL ILA 12
【カ・リラ 12】



 アイラ・モルトのひとつ、カ・リラの12年ものです。
 冒頭の文章はラベルに書かれているもので、「続き」の後に出てきたものが箱に書かれていたものです。

Cao-Ila12(label)



 この「カ・リラ」という名前は、日本語で正確に表現することが困難なようで、書物によって「カオル・イーラ」あるいは「カル・イラ」、「カヲ・リラ」などとなっている場合もあります。
 ここでは現在、最も一般的な「カリラ」にならって、「カ・リラ」としました。


 -  ☆  -  ★  -  ☆  -  ★  -


 カ・リラ蒸留所は1846年、リトルミル(LITTLEMILL)蒸留所の経営者だった、Hecter - Henderson 【ヘクター・ヘンダーソン】がアイラ海峡沿いの海岸に創設したのが始まり。海峡の水源であるナムバン湖の水が使われています。
(箱書きにある"Sound of Islay"とは「アイラ海峡」という意味で、「カ・リラ」とは「アイラ海峡」という意味のゲール語です)

 ちなみに、リトルミル蒸留所は1772年に創設された、スコットランドでも最古の部類に入る蒸留所のひとつですが、1994年にすでに閉鎖されており、設備もなく、建物も売却されていることから、LITTELMILLはやがて消滅する運命にあるモルトです。


 その後、1854年にはアイル・オブ・ジュラ蒸留所、1863年にはバロック・レイド社に買収されるのですが、第一次世界大戦によって資金難となった同社は1920年に自己破産してしまいます。しかし幸いにも、資本家集団の手によってカ・リラ・ディスティラリー社が創設され、消滅は免れたのです。
 しかしそれも束の間。
 蒸留所の所有権はロバートソン・アンド・バックスター社、スコティッシュ・モルト・ディスティラリーズ社を経るものの、蒸留所自体は稼動し続けます。しかし、運命の年が訪れます。

 1941年。第二次世界大戦勃発。

 ここで、カ・リラ蒸留所は閉鎖されてしまいます。

 再稼動を果たすのは戦争終結の1945年のことです。

 戦争が痛ましいのは、無辜の民が戦火に喘ぐことももちろんですが、農作物や食料も制限され、嗜好品という”人間としての生活の余裕”も奪われてしまうことです。


 この後、もう一度蒸留所が停止します。1972年のことです。
 ただし、こちらは”良い意味で”の停止です。何故なら、蒸留所を大掛かりで建て替えるための一時的なものだったからです。
 この時に使われた費用総額は100万ポンド。
 当時、1ドルは約310円で、1ポンドは約68.75円。100万ポンドを円に直すと、約6875万円ですから、これは巨額の投資といえるでしょう。

 そして2年後の1974年。待ちに待ったリニューアルのカ・リラが登場。リニューアルといっても、伝統を重んじ、オリジナルの設計図に基づいて建物も、6基のポット・スチルも昔のものを再現しています。


 2001年。それまでUDV(ユナイテッド・ディスティラーズ&ヴィントナーズ)社へのブレンデッド用にのみ供給していた方針から一転し、シングル・モルトでの販売を始めました。


 カ・リラ「12年」は、『The Hidden Malt』シリーズのひとつとして、クライヌリッシュやグレンオードなどと共に、2002年から市場に出回った一品です。


 -  ☆  -  ★  -  ☆  -  ★  -


 ウィスキーに関しては、まだ経験値が低く、ピッタリの表現ができるかどうか不安ですが、このカ・リラ12年は恐ろしく”攻撃的”です。
 不意に強烈なパンチを浴びせられたような感覚。ピート香も強く、非常にスモーキーです。
 しかし、ムセかえるほどの激しさは感じられないので、男性的と称されるTALISKER 【タリスカー】 Whisky - その5 最も忌まわしい出来事)よりは万人向けでしょう。

 それが証拠に、水で割ると顕著です。複雑な香りが立ち込めて、味わいは最初のうちは甘く、スパイシーな感じが後から来ます。
 ウィスキーの「スパイシー」は、「辛い」というより「舌がピリピリと痺れるような感じ」を表していて、唐辛子よりも胡椒をイメージしていただいた方が良いかも知れませんね。
 

 -  ☆  -  ★  -  ☆  -  ★  -


 まったくの予定外。3種類ほど狙いを付けて、いざお店に行ってみれば唐突に目に飛び込んできて「そういえばこれもアイラだよ・・・」と思い、手にしたというわけです。
 ウィスキーを表現する言葉は複雑で、こればかりは経験を積まないと理解できない代物なのですが、何しろ単価が高いのが難点。そろそろ、ピーティーなものだけでなく、もう少し穏やかなものにも挑戦してみようかなと思いました。

 それはそれとして、まだ紹介していないカクテルが山とあるので(しかも「定番」すら出し切っていない)、そちらをもう少し集中して手を付けていくつもりです。



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