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Spirits - その18 茶色の服のジン (The Gin in the Brown Suit)
2008/03/15
09:59/Sat
数年前のこと。とあるバーにて。
私はカクテル・グラスを手にしていました。その隣で、メーカーズ・マーク(バーボンの銘柄)を水割りで呷っていた初老の某氏が、こう口火を切ってきました。
「ジンの違いってのが、よく分からんのだなあ。ビーフィーターとタンカレーは、これは違うような気がするって程度で、俺にはよく分からん」
「ジンではビーフィーターと、ゴードンと、タンカレーが有名ですけど、マティーニで多少飲み比べが出来るぐらいでしょうね。ジンだけで飲まされたら、あまり分からないかも」
「ドギツいねえ、ジンってやつは」
「アルコール度数でいうと、ビールは5度ぐらいですけど、ドライ・ジンは40度ですからね。このカクテルもジンがベースになってるんですけど、30度近いです」
「そんなのよく飲めるねえ」
「ドギツいカクテルが好きなのです(笑)」
この頃はまだ、ジンだけで飲み比べようとは思っていなかったので、私もこのように回答をしていたように思えます。
もしも今、かの某氏が目の前に現れ、私がバック・バーから取り出してもらうとすれば、このお酒になるでしょう。

BOLS GENEVER
【ボルス イェネーフェル】
一般には「ボルス ジュネヴァ」と呼ばれる、オランダのジンです。

「Zeer Oude」というのは英語で言うと「Very Old」、「とても古い」という意味になります。
ただし、熟成年数が多い、という意味ではありません。
あくまでも、モルト・ワインの使用率による区別の表記です。
モルト・ワインというのは、モルト(麦芽)をまず二回蒸留し、さらに三回目の蒸留においてジュネヴァ(杜松【ねず】の実)やアニス、キャラウェイなどを香り付けした蒸留液のことをいいます。これが5%以上の場合が Oude 【ウーデ】、5%未満であれば Jonge 【ヨヘン】 となります。
ヨヘンの場合、「ヤング・ジュネヴァ」と呼ばれることもあります。
昔のボトルは陶器だったようですが、今ではガラス瓶になっています。
はっきり言ってこれほどまでに、麦芽の香り、つまりビールのようなウィスキーのような香りの漂うジンは、イギリスにはありません。そして、柔らかい。
Tanqueray 【タンカレー】とはまた別の意味で、ストレートで飲むことをお勧めします。
そしてなぜ「オランダのジンは薬くさい」という表現があるのかが、分かるのではないかと思います(CAMPARI 【カンパリ】 も当初は「オランダ風苦味酒」という名称を与えられていましたし)。
ロンドン・ジンだけがジンというわけじゃない。
単調な記事が続くなぁ。別に気力がないわけではないのでご安心を(?)。書く時間が取りづらくなっているだけです。紹介を待たせすぎて、その間にも2本、空にしちゃいました。酔うためでなく、常備薬って感じで飲んでいたので。
ちょっといい感じのジンが新たに登場していたので、そちらは早めに入手して、早めに紹介してみたいです。
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by. ルチル
BOLS GENEVER
いいですね♪
手元には陶器ボトルで封をあけていないモノが1本残っています。
勿体無いので、いつあけることになるやら。。。(悩)
いいですね♪
手元には陶器ボトルで封をあけていないモノが1本残っています。
勿体無いので、いつあけることになるやら。。。(悩)
by. 神保銀郎
あー、確かにドライジン以外で攻めるってのはありますね。世間一般的にはジン=ドライジンになってるわけだし。
そうなるとジュネバはまず挙がってきますね。
他にはフランスのエギュベルでしょうか。これはハーブリキュールに近い感じで面白いかと。
それで「これはジンじゃないね」と言われたら、僕ならロンドンバーニングをオススメします。
こいつはコショウのようなスパイスが効いてて一風変わった味わいのドライジンですよ。
そうなるとジュネバはまず挙がってきますね。
他にはフランスのエギュベルでしょうか。これはハーブリキュールに近い感じで面白いかと。
それで「これはジンじゃないね」と言われたら、僕ならロンドンバーニングをオススメします。
こいつはコショウのようなスパイスが効いてて一風変わった味わいのドライジンですよ。
by. 倖成
>ルチルさん
陶器ボトルとはうらやましい。何らかの機会にスパッと開けて、仲間とかと一緒に飲んじゃうのをお勧めします。酒は飲むものです(これについては「言いたい放題」で近いうちに書くつもり)。もっとも、陶器ボトルは記念に取って置きましょうね。
>神保さん
ジン=ロンドン・ジンというイメージは確かにその通りで(「ドライ」ジンは40度以上)、しかしジンはオランダ発祥なのだから、こちらこそが本当のジンなんですよね(笑)。
ロンドンバーニングは一度も口にしたことはなくて、これまた探している一品です。
最近手にした「闘鶏」のジンがちょっと面白いことになって、これは近いうちに書きますが、それにしてもジンって何でこんなにいろんな種類があって、しかも個性的なんでしょうね。ジャパニーズがジンを作ったら(シーグラムではなくて、独自に)どんなものが出来るのか知りたいなぁ、どこか挑戦しないかなぁ、とふと思いました。
陶器ボトルとはうらやましい。何らかの機会にスパッと開けて、仲間とかと一緒に飲んじゃうのをお勧めします。酒は飲むものです(これについては「言いたい放題」で近いうちに書くつもり)。もっとも、陶器ボトルは記念に取って置きましょうね。
>神保さん
ジン=ロンドン・ジンというイメージは確かにその通りで(「ドライ」ジンは40度以上)、しかしジンはオランダ発祥なのだから、こちらこそが本当のジンなんですよね(笑)。
ロンドンバーニングは一度も口にしたことはなくて、これまた探している一品です。
最近手にした「闘鶏」のジンがちょっと面白いことになって、これは近いうちに書きますが、それにしてもジンって何でこんなにいろんな種類があって、しかも個性的なんでしょうね。ジャパニーズがジンを作ったら(シーグラムではなくて、独自に)どんなものが出来るのか知りたいなぁ、どこか挑戦しないかなぁ、とふと思いました。
by. 神保銀郎
> ジャパニーズがジンを作ったら(シーグラムではなくて、独自に)どんなものが出来るのか知りたいなぁ、どこか挑戦しないかなぁ、とふと思いました。
あー、実はコレ、僕の学生時代の就職活動に志してたことでした。
山崎に醸造蔵置いてる酒造メーカーは、ケミカル系を専攻してなくても開発職の窓口を開いている唯一の企業で、ここに挑戦する志に「日本の清水を使って国産のジンを開発したいと考えています」とか履歴書に書いたような・・・。
実際、ニーズとしてはおそろしく小さいのかもしれないけど、こんなことできる酒造メーカーって山崎に醸造蔵置いてるところくらいしか思いつかないですよ。
あー、実はコレ、僕の学生時代の就職活動に志してたことでした。
山崎に醸造蔵置いてる酒造メーカーは、ケミカル系を専攻してなくても開発職の窓口を開いている唯一の企業で、ここに挑戦する志に「日本の清水を使って国産のジンを開発したいと考えています」とか履歴書に書いたような・・・。
実際、ニーズとしてはおそろしく小さいのかもしれないけど、こんなことできる酒造メーカーって山崎に醸造蔵置いてるところくらいしか思いつかないですよ。
by. 倖成
>神保さん
>山崎(中略)開発職の窓口を開いている
全然知りませんでした。高校では生物学に興味を持ち、大学で商学(独自に経営学)を学んでいたので、知っていたら応募していたかも(もっともその頃はジンの知識はまだまだ乏しかったので、応募しても受からなかったでしょうけど)。
醸造所ブログを訪問してみましたがコメント欄がなかったので(あったら膨大な量と、アンバランスな質の内容になるのは目に見えているので、無くて当たり前で)すが、竹鶴政孝(初代工場長、「日本ウィスキーの父」)がいたという例も合わせると、誰かが真摯に提案すれば、何かやってくれそうな予感はしますね。
>山崎(中略)開発職の窓口を開いている
全然知りませんでした。高校では生物学に興味を持ち、大学で商学(独自に経営学)を学んでいたので、知っていたら応募していたかも(もっともその頃はジンの知識はまだまだ乏しかったので、応募しても受からなかったでしょうけど)。
醸造所ブログを訪問してみましたがコメント欄がなかったので(あったら膨大な量と、アンバランスな質の内容になるのは目に見えているので、無くて当たり前で)すが、竹鶴政孝(初代工場長、「日本ウィスキーの父」)がいたという例も合わせると、誰かが真摯に提案すれば、何かやってくれそうな予感はしますね。
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