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Beer - その8 悪魔が来りて泡を吹く

Posted by 倖成卓志 on 24.2008 享楽のビール 0 comments 0 trackback
 悪魔(あくま)とは、諸宗教に見られる、「煩悩」や「悪」、「邪心」などを象徴する超自然的な存在のことである。 元々は仏教におけるサンスクリット語マーラ(殺す者の意)を含む仏典を漢訳した際、魔という漢字を、麻と中国語の対応語鬼とを組み合わせて作り「魔羅」とした。その「魔」に悪の字をつけたものであり、転じて西洋のデビル(Devil)、デーモン(Daemon)の訳語となった。

神話にはしばしば聖人や預言者の信仰心を試す存在として登場する。また、宗教上の神に敵対するものを指し、異教の神々への蔑称でもあり、キリスト教の悪魔などはほとんどがそれに当てはまる。

西洋の悪魔は、しばしば人間に似た姿でありながら黒あるいは紺色の肌・赤い目・とがった耳・裂けたような口にとがった歯・とがった爪そしてコウモリの様な羽を持つ存在として描かれる。


出典: フリー百科事典『ウィキペディア』(Wikipedia)』URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%82%AA%E9%AD%94


  -    Ψ    -    Φ    -    Ψ    - 



 小説、漫画、ゲームなどにも登場する「悪魔」の扱いは、基本的にはその名の通り「悪」であり、「善」である神やヒーロー、ヒロインと敵対する存在として描かれることが多いようです。神にも匹敵せんばかりの力。凶悪にして暴虐。想像を絶する破壊力と、導かれる混沌。

 キリスト教では「七大罪」といって、「傲慢」、「嫉妬」、「憤怒」、「怠惰」、「強欲」、「暴食」、「色欲」というのがあって、これらは悪魔の王たちが司り、人を罪に陥れるものとされています。

 人々から恐れられている存在でありながら、しかしあまりにも強大な力を有することから・・・悪魔に魅入られてしまう人も後を絶たないようです。
Satan RED

Satan RED
【サタン レッド】


 製造元はベルギーの De Block 【デ・ブロック】 蒸留所。
 度数は8度。


 14世紀、ベルギーのブラバント州で、ビール醸造業のギルド(職業組合)の人気が高まり、活動が活発になっていたようです。 Henricus De Bloc 【ヘンリクス=デ=ブロック】という人物がブラバント公爵によって、ビール醸造を始める許可を得ました。そしてLouis De Bloc 【ルイス=デ=ブロック】 という人が、地方の醸造業者の娘さんと結婚してから、家族ぐるみの醸造所としてスタートしていきます。
(ヘンリクスとルイスの関係は分かりませんでしたが、ヘンリスクはただ許可を得たというだけで、ルイスはその子孫なのでしょう)。

 現在でも一家で作っているというビールです。経営的には、繊細で丁寧な取引を心がけているようです。ビールにおいては、品質と材料にこだわりを持っているようです。モルト(麦芽)は地元のものを使い、イースト菌は、独自の「Satan-yeast 【サタン・イースト】」を使っているようです。

 ちなみに公式サイトはこちら → www.satanbeer.com/(無許可につき直リンではありません。最初に「http://」を付けて下さい。サイトに入るとまず・・・ビックリします)
 

 「悪魔」という名前と度数からすれば、かなり強いビールかと思えばそうでもなく、むしろ甘くて飲みやすい代物です。あまり苦くない。もっとも、度数の強さは後から来ます。飲み終えて、一息ついたところで、いきなり酔いが回ってくる感じ。
 「Satan GOLD 【サタン ゴールド】」という、苦味の強いものも造っているのですが、日本には輸出していないようです。


  -    Ψ    -    Φ    -    Ψ    - 



DUVEL

DUVEL
【デュヴェル】


 製造元はベルギーのDuvel Moortgat 【デュヴェル・モルトガット】 蒸留所。
 度数は8.5度

 
 1871年に、Jean Léonard Moortgat 【ジャン=レオナール=モルトガット】 という人が、ビール造りをしていたことが分かっています。後に、アルベールとヴィクトールという二人の息子もこれに携わり、事業を展開していきます。
 1918年、アルベールがスコットランドから酵母を持ち帰ります。彼は当時人気の高かった上面発酵のエール・タイプを目指していたためです。これにより、ベルギー有数のエールの会社となっていきます。

 特に変わっているのが「瓶内発酵」の方法です。これはその名の通り、一旦出来上がったビールを、瓶の中で発酵させる方法で、シャンパン(シャンパーニュ:発泡性ワイン)でも使われている方法です。「瓶内発酵」自体はそれほど珍しいことではありません。他のベルギー・ビールでも見かけます。

 ただ、デュヴェルは瓶内発酵を2回、それも以下のように行われます。これが珍しい。
 最初に摂氏24度の「暖かい貯蔵庫」で10日間、次に摂氏5~6度の「冷たい貯蔵庫」に6週置かれます。『ビールの味と香りはより洗練され、豊かになります。』ということだそうです。


 アルデンヌ地方ディナンの近くに、Abbaye de Maredsous 【マレツ修道院】 という建物があります。ここにはビジターセンターがあって、サンドイッチとチーズをつまみながらビールを飲む事ができるみたいです。実は、ここのマレツ・ビールが1960年代以降、醸造を委託しているのがデュベル・モルトガットです。

 現在、エール・タイプのビールがよく飲まれる国として、イギリスとベルギーが挙げられるのはこのためでしょう。

 公式サイトはこちら → www.duvel.com/jp/(なんと日本語!)


 泡がものすごい勢いで吹き出ます。普通にグラスへ注ぐと、細かくてクリーミーな泡が一瞬にしてグラスを埋め尽くしてしまいます。ゆっくりとやり直しても、やはり泡が多い。
 味わいは、けっこう苦い。さすが「悪魔」。
 「ここには悪魔が潜んでいる」・・・このビールが初めて出来上がり、試飲したときの従業員の一人がそう呟いたそうで。名前の由来はそこから来ているようです(別説では、試飲した社長の友人が「悪魔がいるぞ」と叫んだともされています)。

 比較的入手しやすいビールですので、試しに飲んでみるのも良いでしょう。ただし、悪魔に魅入られないように、お気をつけて・・・。











  -    Ψ    -    Φ    -    Ψ    - 



 気付いたら、ビールばかり書いてるこの夏。
 私がベルギーのビールに魅入られる理由のひとつは、「同じ『ビール』でなぜここまで違う!?」。


 夏は激しく余波を残しつつ、秋へ。


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