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Cocktail - 第1回 Bronx、Orange-Brossom

Posted by 倖成卓志 on 06.2006 悠久のカクテル 1 comments 0 trackback
 日本におけるカクテルのイメージといえば?
 デートでモードを盛り上げるためのアイテム? ちょっと気取った飲み方? ワイワイ、ガヤガヤと飲むイメージは無いようですね。周りに聞いてみても「よく分かんない」とか「あんなものは格好付け」とか芳しくないようで。でもヨーロッパでは、もちろんバーで静かに飲むものでもあるのですが、パーティーでワイワイ、ガヤガヤと飲むものでもあるのです。考えてみれば、パーティーにはいろんな人が集まるのですから(まして多国籍の人がたくさん集うこともしょっちゅうですから)、ビールやワインだけでは好き嫌いがあって、場が白けては何にもならないのも事実。

 で、気取って飲むにしろ、楽しんで飲むにしろ、「カクテルはよく分かんない」と一方的に避けちゃうのは勿体無いですし、デートで好きでもないカクテルを飲まされるのもツライ。私なりの体験を含めて、いろんなカクテルを紹介してみたいな、と思います。好みのカクテルを見つけてもらえれえば、嬉しいですね。

 で、最初は
Bronx
 【ブロンクス】


(正確には「Bronx Cocktail」というように「○○Cocktail」と呼ぶのが正しいのですが、面倒なので、一部の絶対に付けなければならないとされるものを除いては、後ろの「Cocktail」の部分を省略します)。
 えっ、ちょっと待て?
 「カクテルはマティーニに始まり、マティーニに終わる」って言葉を知らないな、「カクテルの王様」ことマティーニを最初に扱わないなんて、このブログを書いてる倖成ってカクテルのことわかってないんじゃないか?
 と、いう声が聞こえてきそうです。確かにその通りです。マティーニを語れば、カクテルについてのほとんどすべてを語ることができるというほど。マティーニのマニアのことを特に snob 【スノッブ】 (一般には「気取り屋」とか「俗物」という意味もある)というように、語りだしたらきりがないほどに奥が深い・・・実は、それこそが
Martini 【マティーニ】 を一回目に扱わなかった理由なのです。

 最初から専門用語や技法を羅列したりすれば「難しくて分からない」、「そんなこと別に知りたくもない」と敬遠されてしまう。実際、私も酒場で酒飲み仲間たちとカクテルの話をしていると横から「そんな訳の分からんことをゴチャゴチャ言って、何がおもしろいんだ、え? 男なら焼酎だ、カクテルなんてナヨナヨしたのなんか飲んでるから今の若者はダメなんだ。そうだろ、え?」なんて具合にチャチャを入れられてしまうことがあるのは、やはり誤解があるからでしょうね。

 でもって、バーテンダーさんの中にも「カクテルはマズイ酒をうまく飲むための技法」と言ってはばからない人もいて。この誤解はずっと後の回に解くことにして、とりあえずは「マズイ酒をうまく飲むための技法」としてのカクテル、 Bronx 【ブロンクス】 を紹介しましょう。


カクテル・オレンジ色


Bronx 【ブロンクス】
基酒:Gin 【ジン】
技法:シェーク
度数:27度
レシピ
Dry - Gin 【ドライ・ジン】 2/3
Dry - Vermouth 【ドライ・ベルモット】 1/6
Sweet - Vermouth 【スィート・ベルモット】 1/6
Orange - Juice 【オレンジ・ジュース】 1/6

 基酒というのはベースになるお酒です。他にはRum 【ラム】、Vodka 【ウオツカ】、Tequila 【テキーラ】などがあります。技法はシュークとかステアとかビルドとか。この辺りも後々に詳しく書いていくつもりですが、最初のうちは基酒だの技法だのレシピだの、いちいち覚える必要もなくて、単に「ああ、こんな名前のカクテルがあるんだ」程度で読み流していただければ結構です。もちろん分かる人で道具も揃えている方は自分で作ってみるのも結構。

 で、本題。

 ブロンクスというのは、ニューヨークにある自治区のひとつ。時は禁酒法時代。19世紀中ごろから20世紀初頭まで、酒を自宅で飲むことはOKだったが、製造や販売が禁止されたという時代(アメリカ全州で施行されたわけではないのですが)。つまり、酒屋や酒場はお手上げというとんでもない時代。自宅で飲んでいいのだから(と言っても、製造・販売禁止で飲酒OKという時点でこの法律がおかしなものだということが一目瞭然なのですが)何とか手に入れたくても、目ぼしい酒はお金持ちの人たちが手に入れまくってるから、どこにもない。この禁酒法時代についても後々に詳しく書くとして、「作っちゃダメ」と言われて、みんながみんな「ハイそうですか」と黙っているわけがない。こっそり作る輩も現れて、そんな人たちの作った密造酒を裏ルートで流すマフィアが横行したりして。ところで酒の工場や酒蔵を見学したことのある方ならお分かりでしょうが、酒作りの工程というのは想像を絶するほどにすべきことが多く、しかも細かい。個人でこっそり作った密造酒なんてマトモな物ができるはずもなくて、ほとんどアルコールに近くて飲めたものではなかったようですが、それでも飲んじゃうのがノンベエ。

 さて Gin 【ジン】 というお酒は、特にジュネバー・ベリーという木の実の香りが強くて、好きな人はこの香りが好きで、嫌いな人はまさにこの香りが嫌いというほどに香りのクセが強い。しかも当時の粗悪な密造ジンとくれば、相当にヒドイ臭いだったらしい。で、ふと目に止まったのがオレンジ。こいつをジュースにして混ぜれば少しは臭いがおさまるだろうと、できあがったのが Bronx というカクテル・・・なのですが、はて、ベルモットなんて上質のお酒が禁酒法時代のアメリカでそんな簡単に手に入ったのかしらん?
 もっと簡単なのが、

Orange - Brossom 【オレンジ・ブロッサム】
 というカクテル。


カクテル・オレンジ色


Orange - Brossom 【オレンジ・ブロッサム】
基酒:Gin 【ジン】
技法:シェーク
度数:25度
レシピ
Dry - Gin 【ドライ・ジン】 2/3
Orange - Juice 【オレンジ・ジュース】 1/3

 こちらなら、なるほど、密造ジンとオレンジ・ジュースだけの組み合わせで禁酒法時代っぽいカクテルですね。欧州の結婚披露宴などでこれが出される場合があります。オレンジの花言葉が「純潔」だからでしょうね。

 ワイワイ、ガヤガヤ、仲間内でパーティーなんか開いたときに、お酒を揃えていて自分でカクテルを作る人がいたりしたら、みんなで オレンジ・ブロッサム 。
 いくら自分で作るとは言っても、ベルモットを2種類とも揃えてるとは限りません。私はベルモットを2種揃えていますが、使うのはドライだけでスィートの方は余り気味です。なので、バーで飲む機会があって、 オレンジ・ブロッサムと同じような感じのカクテルが飲みたいけど、それだけじゃ物足りないという人は ブロンクスといった感じでいかがでしょうか。

 取り合えず、2種類。ちょっと堅苦しかったかなと反省しきりです。
 次回こそは Martini 【マティーニ】 にしようかとも考えたのですが、別にカクテル講義のつもりもないので、むしろ私がどんなカクテルに出会ってきたのかという意味では、 Side -Car 【サイド・カー】 とか、X.Y.Z. 【エックス・ワイ・ズィ】 を先に書いてみた方がいいかな、と。イイ思い出、イヤな思い出も含めて書いてみたいので、少しでもカクテルに興味を持っていただけたら幸いです。


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カクテルの話、なんだか、わくわくしますね。
へええ、の連続で読ませていただきました。
んー、オレンジ・ブロッサム、おいしそうです。
これからも、楽しみにしています。
2006.03.07 00:46 | URL | 麻。 #- [edit]


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