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Beer - その9 茶色の小ジョッキ(Little Brown Jug)

Posted by 倖成卓志 on 15.2009 享楽のビール 0 comments 0 trackback
 ビールは出来たてが美味しい。

 その通りです。
 ビール工場に行くと、出来たてのビールを飲むことができるのですが、初めて行った人は一様に「ビールってこんな味だったんだ」と言うそうです。特に香りと味わい深さが段違い。ビールは瓶や缶に詰めて、卸に行って、店頭に並ぶ頃には劣化してしまいます。これはワインも同様で、醸造酒は新鮮野菜と同じで、時間が経つごとに質は落ちていき、賞味期限はあっという間に訪れると考えるべきでしょう。
 
 しかし、新鮮野菜もぬか漬けにしたり干物にすると保存が効くうえに別の味になるように、醸造酒は熟成させると味わいが変わるという特徴も備えています。年代物の赤ワインの評価が高いのもそのため。
 日本では「ビールを熟成させる」というとあまりピンと来ないのでは。それは、そういう情報がなく、そういうことをしてもいいと思いもよらないからでしょう。

 そんな挑戦のひとつが、期間限定で登場したようです。
ヱビス長期熟成

Premiumu YEBISU 【プレミアム・ヱビス】
超長期熟成 2009 限定醸造


製造元:サッポロビール株式会社
度数:6度

- ☆ - ★ - ☆ - ★ - ☆ -


 私の周りの反応では、『ヱビス』というと「喉に詰まりそうで飲みづらい」とか「味がすっきりしていない」とあまり評価が高くありませんでした。しかし正直、ヨーロッパで「ビールを熟成させる」と言っても「それがどうしたの?」とか言われそう。そういう飲み方は普通にあるので、何が不思議なのとか言われそう。
 これは、ベルギー・ビールを愛飲している人には共感してもらえるのでは。
 ベルギーには様々な種類のビールがあって、日本人の想像を絶するものも多いのです。そういう方たちに言わせると「日本のビール(ピルスナー)はどこのでも一緒」。これは私も同感です。多少違うのは分かっても、はっきりと「この部分がこう違う」と言いきれない。もちろん、ピルスナーが好きならそれで一向に構いません。ただ、違うのが飲みたいと思っても、店頭で見つけるのが大変。

 熟成ビール。私が好きなタイプです。「水のように飲む」あっさりタイプのものとは別に、「濃厚・熟成されたもの」と「力強く飲む」こってりタイプ。慣れていないと飲みづらいですが、「ビールなんてどれも一緒」と思っている人は、一回は飲んで見る価値ありです。
 今回の、「2009年限定醸造」は、「超長期熟成」をうたい文句にしており、熟成時間が2倍だそうです。2倍といっても具体的にどれだけなのか分かりませんが、色が全然違います。普通のピルスナーは黄金色なのに対し、こちらはまさに小麦色です。本当に濃厚なので、覚悟して飲んでみてください。





- ☆ - ★ - ☆ - ★ - ☆ -


 おまけ:
 以前にも書いた、ビールの注ぎ方。ちょっと応用編。

 ヱビス(1)
 1:まず、ビールをグラスの底へ叩きつけるように、思い切り注ぎます。

ヱビス(2)
 2:一旦、ストップ。画像ではかなり少なめですが、実際にはグラスの半分近くまで泡だらけになる状態で。
 この時にできた泡の山の、上の方がパチパチと弾けて消えていったら、この山を押し上げるように、ゆっくりゆっくり注いでいきます。グラスを斜めにすると、泡が立ち過ぎず、とてもやりやすいです。

ヱビス(3)
 3:だんだん、上がってきましたね。グラスを斜めにしていた場合、この辺りでグラスを垂直に戻します。この時点で泡が最初の時点よりも多少増えているかと思いますが、これ以上泡を増やさないよう注意しましょう。
 ゆっくり注いでいると、泡がどんどん弾けていきますが、気にしなくてもいいです。最初の時点での泡はむしろ多すぎると考えてください。

ヱビス(4)
 4:はい、完成。もう少しこだわるなら、泡の山がグラスの淵まで上がった時点でも一度ストップさせ、泡の上部が消えて、泡の山が全体の3割程度になったらもう一度ゆっくり注いで、山を押し上げましょう。

 この3割というのがポイントで、いわゆる「黄金比」というやつです。泡:液体=3:7。見た目も良いので、居酒屋やバーではたいていこの比率になるよう、訓練します。


 さて、応用。というか、実は基本。
 ビールの注ぎ方は、誰にも教えてもらっていませんでしたが(去年、酒屋さんのポップ記事で確認したのが正式には最初)、実は「ビールを注ぐ前」の注意点は、とあるバーテンダーさんに教えてもらっていました。前回、このこと書くの忘れてました。ただし、彼いわく
「これをやると怒るお客さんもいるので、あまり人前ではやらないようにしているんですよ」
 ヱビス(5)
 これがビールを注ぐ前のグラス。
 分かりづらいかも知れませんが、水で濡れたままの状態です。
 グラスを水に通して、そのまま軽く水滴を振り飛ばして、そこにビールを注ぎました。実はたったこれだけで、普段と違う現象が現れるのです。
 某バーテンダーさんがこれを人前でやらない理由は、以前に「水が入ったグラスにビールを入れるのか」とか「キチンとグラスを拭け。不潔だ」とか言われたからだそうです。

 普段と違う現象とは?
 泡が全然消えません。これ、本当。
 泡というのは、空気を包み込んだものです。シャボン玉や風船などをイメージしてもらえると分かりやすいでしょうか。シャボン玉などは普通に触っているだけでは割れませんが、気圧が変わったり、針などのとがったものに触れると割れてしまいますね。これと同じで、ビールの泡も、グラスの外の空気で圧力が変わったり、とがったものに触れると割れてしまいます。実はグラスをキチンと拭くと、グラスにかすかなヒビが入ったり、布巾の繊維がグラス内に残ったりして、これが泡に触れて弾けさせてしまうのです。だから、水で濡れた状態にしておけば、ヒビが入ったり繊維が残ったりするのを防げば、泡の弾けが遅くなるというわけ。

 で、これが応用と言いつつ、なぜ「実は基本」なのか。
 ビールの常飲国であるチェコやドイツの、有名なバーなどでは「水に濡れたグラスにビールを注ぐ」ということが平然と行われているからです。乾いたグラスで出てくる場合は、たいていは自然乾燥させたものか、グラスを逆さにして水を切ったもの。布巾でキチンと拭いているような所は、分かっていないか、格好を付けているだけなのだそうな。ついでに言えば、黄金比にこだわっているのも先進国では日本ぐらいなものらしいです。
 少なくとも、家で、あるいはみんなでビールを持ち寄ってワイワイ騒ぐ時には、このようなやり方でビールを飲んでみてはいかがでしょう。
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