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Beer - その17 ヨハネスブルグの酒豪(The Master of Johannesburg)

Posted by 倖成卓志 on 27.2010 享楽のビール 0 comments 0 trackback
CASTLE LAGAR

CASTLE LAGER
【キャッスル ラガー】


製造国:南アフリカ共和国
製造元:SABミラー
度数:5度
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CASTLE LAGAR(label)

 キャッスル醸造所は、南アフリカ・ビール醸造社(SAB: South African Breweries Ltd.)のひとつで、CASTLE LAGAR、CASTLE LIGHT、CASTLE Milk Stoutなどを造っています。

 SABは1895年、ヨハネスブルグ近郊の鉱山を新たな市場として狙いを定めて創立された会社です。2年後の1897年には、ヨハネスブルグ証券取引所のリストにトップとして上げられる、初の産業会社となるのです。
 1955年。南アフリカ連邦(1901~61。イギリス連邦の支配下。共和国となるのは1966年)政府が消耗品に対して重税を課す政策を打ち出したことで、ビールにも多額の税金が課せられることとなります。これによりビールの需要が落ち込みます。翌年には、Ohlsson's【オールソン'ズ】とChandlers Union Breweries【チャンドラーズ・ユニオン・ブルワリー】の二社を買収。コストの削減と、収益性の向上を図っていきます。
 長い雌伏の時間に耐え抜いて、1998年には南アフリカ共和国において、実に98%ものシェアを持つ、共和国最大のビール醸造所となるのです。

 やがてSABは、南ローデシア(現:ジンバブエ共和国)、北ローデシア(現:サンビア共和国と、ジンバブエ共和国ブラワヨ市)、ボツワナ共和国、アンゴラ共和国、カナリア諸島のCompañía Cervezera de Canariasにまで手を広げていきます。

 1999年には、ロンドン国際市場に参入を果たします。この時の四大ブランドが、チェコのPilsner Urquell【ピルスナー・ウルケル】、ポーランドのLech【レフ】、ルーマニアのUrsus【ユーソス】、そしてキャッスル・ラガー。実はヨーロッパでは一流の扱いを受けているのですね。

 2002年5月30日。アメリカのMiller【ミラー】社を買収。
 SABMiller plcとなります。
 SABMillerとしては他に、先に挙げたピルスナー・ウルケルも造っていますし、HANSA【ハンサ】、Grolsch【グローシュ】なども、この傘下です。

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CASTLE LAGAR(glass)

 典型的なラガーです。
 香りは柔らかく、味わいもまろやか。コクはやや薄い感じ。かと言って、物足りないかと言われれば、そんなことはない。ラベルに「PERFECT BALANCE」と銘打っているように、うまく調整が取れていて、毎日飲んでも飽きない味ではないのでしょうか。万人向けですね。

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 南アフリカ共和国で、サッカー・W杯(ワールドカップ)が行われています。
 FIFAも、なかなか心憎い演出をするものです。それというのも、これまでのW杯とは比較にならないほど、国際的に、人道的に、非常に意味のある開催なのです。
 アパルトヘイト(人種差別政策)のみならず、ヨーロッパに蹂躙され、イギリスの支配下に入るという多くのアフリカ諸国が味わった屈辱の歴史を抱え、内戦・闘争の繰り返しで、アパルトヘイト撤廃後の現在でも人種差別の問題は終結していません。
 治安が悪い、と問題になっていましたが、そもそもネルソン=マンデラ大統領が就任したのが1994年で、わずか16年前のこと。国民一人一人が安泰と平穏を自ら求め、進んで行くには、まだ時間不足でしょう。それよりも、アパルトヘイトが終わったから、それで平和が取り戻されているはずだと思っていた世界中の人々に、問題はまだ何も解決されていないことが知れ渡ったという意味で、「心憎い演出」と言ったのはそういうわけです。
(余談ですが、W杯開会式にマンデラ元大統領が出席する予定でしたが、ビデオメッセージで代用されましたね。前日、13歳になったばかりの曾孫ゼナニ=マンデラが、開幕コンサートの帰り道に、飲酒運転事故に巻き込まれて死亡してしまったためです。辛いニュースでしたね)

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 ビールには、やけ酒で呷るとか、酒に溺れて、という言葉が似つかわしくない飲み物です。
 ただ、明るい笑顔と楽しい会話さえあれば、それでいい。

 ビールの向こう側に笑顔の溢れることを願いつつ。





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