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Beer - その18 泣いた青鬼

Posted by 倖成卓志 on 18.2010 享楽のビール 0 comments 0 trackback
 ある~日♪

 道端、

インドの青鬼1

 何かに

インドの青鬼2

 出会~った♪
 あそこに鬼が、鬼がおるよーー。

インドの青鬼3

インドの青鬼

製造元:ヤッホー・ブルーイング
度数:7度
種類:IPA


 ホントに道端にいたわけじゃないんですけどね(笑)。

  -  ○  -  ●  -  ○  -  ●  -  ○  -


 「よなよなエール」で知られる、ヤッホー・ブルーイングが製造しているIPAです。
 18世紀、イギリスがインドを支配していた頃、インドに駐留していた人たちの間で真っ先に起こった問題が「水」でした。
 当時は水質が悪く、また、イギリス人の肌にも合わなかったのでしょう。そこで、水代わりにと本国からAle (【エール】。上面発酵タイプのビール)が持ち込まれるようになりました。
 エールにはいくつかの種類に分類できますが、その中でも当時流行っていたPorter【ポーター】が注目。さっそく、大量のポーターがインドへと運ばれることになったのです。
(ポーターって何? という話は今回は割愛します)
 ところがイギリスからインドまでは遠く、船で運んでいたため、5か月近くもかかったそうです。さらに赤道も通るような環境下のため、製品はあっという間に劣化。この目論見は頓挫してしまいます。

 しかし、ここに一石を投じた人物が現れます。ロンドンの醸造家、ジョージ=ホジスン【George Hodgson】なる人物です。
 製品の劣化を避けるためにアルコール度数を上げようとします。
 糖分を増やすことで酵母による発酵を促し、糖をアルコールへ変化させて度数を上げるわけ。糖分といっても砂糖をブチ込むわけじゃないですよ、もちろん。使用する麦(大麦、小麦など)の割合を増やして、でんぷんから麦芽糖に糖化させて、そこからアルコールを生みだしていくのです。
 そしてもうひとつ、ホップの量を増やします。
 ホップは香り付けの他にもうひとつ、腐敗を防いて保存性を高めるという大切な役割を担っています。
 これらの手法を駆使して生まれたのが、IPA【インディア・ペール・エール】なのです。この名前はもちろん、インドへの輸出したことが由来です。
(IBU(International Bitterness Units)という、そのビールがどれだけ苦いかを計測した国際単位があるのですが、日本ではあまり馴染みがないですね。この数値の高低はあくまでも基準にすぎず、風味などにはまったく関係ないので、気にしなくてもいいのかも知れませんが)

 現在ではさらにホップを多様する、ダブル・インディア・ペール・エール(Double IPAs、DIPAs)や、トリプル・インディア・ペール・エール(Triple IPAs、TIPAs)といった製品を造っているところもありますが、これらは保存のためというよりは、麦芽とホップの多様による風味と苦味の強烈さを楽しむためのものと言えるでしょう。

  -  ○  -  ●  -  ○  -  ●  -  ○  -


 「インドの青鬼」も、ホップの量が通常の2倍です。そのため、かなり苦く感じられます。
 IPAというと苦みばかりが強調されがちですが、上記にも書いたように麦芽(麦芽糖)を多く投入されるため、豊かな風味が生まれることも忘れてはいけません。
 案外、フルーティーです。グレープフルーツかマスカット、そんな感じかも。


 ただ、苦いと言っても、他のIPAに比べるとどうかな。通常の3倍も4倍もホップを投入するような強烈なまでに苦いIPAなんてのも存在しますが、それらに比べると、随分と優しく感じられます。かすかな甘みのせいでしょうね。日本で造っているだけあって、さすがの日本人向け。

 IPA好きにはIPAの嬉しさを忘れない味として。
 「発泡酒なんて甘っちょろくて飲んでられるか」とか「ビールだってそんなに苦くねーだろ」というようなバリバリ硬派な飲み手、あるいは「ビールの違いなんて全然分からん」と新規開拓を試みたい人には、入門編として。

 この苦みは、歓喜ですよ。


 それと最後に注意点を忘れてました。
 苦みは冷やされると強く感じられます。赤ワインをあまり冷やさないのも、渋みや苦みを感じさせないようにするためです。
 IPAも冷蔵庫で思いきり冷やしたものをそのまま飲むと、ものすごく苦く感じられるので、それはNG。夏でもひんやりとした寒さの感じられる冷暗所で保存したものか、あるいは、冷蔵庫から取りだして少しの間放置して、冷たすぎないと感じられる程度(12℃程度が最適)になったら飲むのがいいでしょう。








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