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Cocktail - 第2回 Cuba-Libre、Bloody-Mary

Posted by 倖成卓志 on 10.2006 悠久のカクテル 0 comments 0 trackback
 さあ、第2回目です。
前回とは少し様相の違うカクテルを紹介しましょう。


クバ・リブレ


Cuba - Libre 【クバ・リブレ】
基酒:Rum 【ラム】
技法:ビルド
度数:12度
レシピ
Rum 【ラム】 45ml
Lime - Juice 【ライム・ジュース】 10ml
Cola 【コーラ】 適量

 Cuba - Libre 【クバ・リブレ】

です。あれ? 「キューバ・リブレ」じゃないの? と思われた方もおられるでしょう。
 このカクテルは、1902年、キューバがスペインから独立し、その時の掛け声「Viva Cuba Libre!(キューバの自由、ばんざい!)」から名前を取ったとされています。この、「Cuba Libre」を、スペイン語では「クバ・リブレ」と読み、英語では「キューバ・リバー」。日本ではなぜか「キューバ・リブレ」と、英語とスペイン語が混同した状態になっていますね。
 もうひとつ、注意点。それは、 Lime - Juice 【ライム・ジュース】 を使うことです。これを使わない場合には、 Rum & Coke 【ラム・コーク】 というカクテルになります。私は居酒屋チェーン店にはまったく行かないのですが、付き合いでやむなく訪れたとき、「キューバ・リブレ」を頼んで「ラム・コーク」が出てきたときはガッカリしたものです。ライム・ジュースが非常に心地よいアクセントとなっていますので、お酒に弱い方も是非お試しを。

 さて、前回との大きな違いは、飲むスタイルです。
Orange - Brossom 【オレンジ・ブロッサム】 のように、カクテル・グラスを使い、短い時間で飲むカクテルを、Short - Drinks 【ショート・ドリンクス】 、今回のようにタンブラーやコリンズ・グラスなどで、じっくりと時間をかけて飲むカクテルを、 Long - Drinks 【ロング・ドリンクス】 といいます。目安としては、ショート・ドリンクは5分から10分ほどで、ロング・ドリンクは冷えたものならぬるくなる前に、温かいものなら冷めてしまう前に飲んでしまいましょう。

 もうひとつ、レシピの表記が少し違いますね。
 ショート・ドリンクの場合は、1/2とか1/3のように分数で表記し、ロング・ドリンクの場合は、15mlとか30mlのように数量で表記します。これに関して、ロング・ドリンクの場合ですと、「適量」という表示がでてきます。たとえば、Cuba - Libre 【クバ・リブレ】 の場合、コーラは「適量」となります。つまり他の材料を入れた後に、コーラをグラスの上の方までたっぷりと入れるわけです。表記の違いは、ショートに比べてロングの方では厳密さが要求されないからでしょうか。
 とはいえ、やはり初心者の方はレシピの表記までいちいち覚える必要はありません。バーで注文するなら「キューバ・リブレ(日本ではこちらのほうが一般的なので、クバ・リブレというより、キューバ・リブレと言ったほうがわかりやすいでしょう)を下さい。あっ、ライム・ジュースも入れてね」で、十分です。

 さて、ロング・ドリンクの定番といえば Bloody - Mary 【ブラッディ・メアリ】 も忘れてはいけません。「ブラッディ・マリー」とも言います。意味は「血まみれメアリ」。


ブラッディ・マリー


Bloody - Mary 【ブラッディ・メアリ】
基酒:Vodka 【ウオツカ】
技法:ステア
度数:12度
レシピ
Vodka 【ウオツカ】 45ml
Tomato - Juice 【トマト・ジュース】 適量

 レシピとしては単純明快です。まずは「メアリ」の説明から。
 この「メアリ」とは、16世紀半ばのイングランド女王であるメアリ・テューダー1世とされています。彼女は宗教改革として、カトリックの復興を目指し、プロテスタントを多数迫害、殺害したと言われています。そこでプロテスタントから付けられたあだ名が「ブラッディ・メアリ(血まみれメアリ)」。このカクテルを初めて作った人が、トマト・ジュースの赤を血の赤になぞらえ、この名前を付けたのでしょう。
 今回はウオツカにトマト・ジュースという一番簡単なヴァリエーションですが、セロリやキュウリのスティックを差したり、ウスター・ソースやタバスコを入れたりと、人によっていろんなヴァリエーションがあります。中でも面白いのが、クラマトー・トマトジュースを入れるヴァリエーションです。これはハマグリのエキスが入ったもので、一流のバーテンダーが、特にこだわりを持って作りたい時に使用します。名前も「ブラッディ・メアリ・シーザー」となるようですが、この名前はあまり普及していないのではないかと思います。(私にも、どう綴るのか分かりません)

 アメリカでウオツカが爆発的に売れるようになったのは、このカクテルのおかげともされています。禁酒法時代が終わり、一般にお酒がよく飲まれるようになったとはいえ、やはり奥様方にとっては亭主がへべれけに酔っ払って帰ってくるにはあまりありがたくない。そこで、亭主族も考えた。ウオツカなら無味無臭(正確には味も臭いもあるのですが、あまり感じられない)なので、これにトマト・ジュースを入れたなら、酔っ払っているのをごまかせるんじゃないか。
「ダーリン、また飲んできたでしょう」
「いや、飲んでないよ。友達とトマト・ジュースを飲んだだけだって。ほら、ハァーーー」
「あら、お酒の臭いがしないわ。変ねぇ・・・」

 ところで、 Bloody - Sum 【ブラッディ・サム】 となると、基酒がウオツカがジンに変わるので、途端にジュネバー・ベリーの香りがプンプン漂うため、酔っ払っているのがしっかりとバレてしまうのでご用心のほどを。
 カクテルに詳しい方は「 Bloody - Bull 【ブラッディ・ブル】 はどうした?」と思われるかも知れませんね。ビーフ・ブイヨンを入れるもので、キチンとした料理も出てくるバーにならメニューに載っているかも知れませんが、あまり日本人好みの味ではないので、今回は省略されていただきます。

 あまりにもお馴染みすぎるカクテルですが、それだけに人気も高く、特にブラッディ・メアリになると、いろいろな人のそれぞれのこだわりを載せるだけで膨大な量になってしまうほどです。自宅でも簡単に出来るカクテルなので「タバスコは1滴」とか「塩と胡椒を少々」、あるいは「ウスター・ソースは日本のよりもイギリスのものを」、「セロリは葉付きのままで」といったように、自分好みに作り上げてみるのもまた楽しいかと思います。

 ふと思い出しましたが、この間、カフェのマスターと話していて「バーであれやこれやと注文をつけるのは失礼になるんじゃないの?」と聞かれました。そんな心配は不要です。むしろ自分の好みをしっかりと伝えたほうが良いのです。
 相手が一流のバーテンダーさんなら、仮に「キューバ・リブレをちょうだい。あ、ライム・ジュースは入れないで、代わりにレモン・ジュースを入れて」など多少ムチャなことを言っても、「そんなこと出来ません!」などと怒ることはせず、むしろニッコリと微笑んで応対してくれることでしょう。(まあ、限度というものもありますが、「ウオツカは少なめに」とか「ジンを少々多くしてよ」という程度ならまず大丈夫でしょう)
 「カクテルはこうでなければならない」とか「レシピは厳密に」ということはありません。楽しむのが第一の目的なのです。最初のうちはメニューにあるのを適当に。そのうち慣れてきたら、ちょっと勇気を出して「ブラッディ・メアリをちょうだい。あっ、今まで言わなかったけど、実はセロリ、ダメなの。スティックはキュウリだけにしてくれる?」。通いつめるうちに「いらっしゃいませ。最初はいつもどおり、ブラッディ・メアリでよろしいでしょうか」などと言われるようになったら、もうそのバーはあなたにとって第二の家、欠かすことの出来ない大事な空間となることでしょう。



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