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Cocktail - 第3回 Side-Car & Variations

Posted by 倖成卓志 on 17.2006 悠久のカクテル 0 comments 0 trackback
 第3回目は、お待たせしました、
Side - Car 【サイド・カー】

 とそのヴァリエーションです。

 私の、カクテルのスタート地点はここです。で、 Bloody - Mary 【ブラッディ・メアリ】 (第2回)なんてのはろくに酒も飲めないアマチャンのためのものなんて思ってましたね。今思えば、勘違いもはなはだしい。若気の至りというやつでしょうか。
 はっきり言って、これは強力です。
 何しろ、それまでの私は「ビールを中瓶で11本飲んでも平気」なほど、異常に酒の強い人間だったのです。昼間は喫茶店で夜はバーというお店の、昼の部でバイトをしていたのですが、夜のバーに客として行ったときに勧められたのがこれと、そして後で登場する X.Y.Z. 【エックス・ワイ・ズィ】です。初めて思いっきり酔いました。


カクテル・茶色


Side - Car 【サイド・カー】

基酒:Brandy 【ブランデー】
技法:シェーク
度数:26度
レシピ
Brandy 【ブランデー】 1/2
Cointreau 【コアントロー】 1/4
Lemon - Juice 【レモン・ジュース】 1/4
 
 名前の由来ですが、これがあまりにも多いのです。まず、サイド・カーとは、バイクの横につける小さな四輪者のことです。で、第一次世界大戦の頃、視察などのためにこれに将校が乗っていました(もちろん今でも存在していますが)。
 で、フランスの軍人がこのサイド・カーに乗りながら作ったとか、いやいやそれはドイツの軍人だとか、実はバーで酒を飲んでいた軍人が急いで戻らなければならなくなってブランデーだけでは一気には飲みきれないのでにキュラソーとレモンを混ぜたとか、パリにあるハリーズ・バーの名バーテンダーであるハリー・マッケルホーン氏が作ったとか、とにかくエピソードが豊富。

 Side - Car 【サイド・カー】 を注文するうえでの注意点。ベースはブランデーとなっているので、どんなブランデーでも大丈夫なのですが、少し値の張るバーなどでは Courvoisier VSOP 【クルヴォワジェ VSOP】 や同メーカーの Courvoisier VSOP Rouge 【クルヴォワジェ VSOP ルージュ】 などを使っている場合が多いようです。その場合、他のカクテルより高い値段を設定してある場合も多々ありますので、メニューでしっかりとご確認のほどを。

 ところで、 Cointreau 【コワントロー】 の説明を。
 これは White - Curaçao 【ホワイト・キュラソー】 です。キュラソーというのはオレンジの果皮を使ったリキュールの一種で、色づけによってオレンジ・キュラソーとかブルー・キュラソーなどがあります。コワントローというのは、このホワイト・キュラソーを作っているフランスの会社名です(その他の会社のものは「ホワイト・キュラソー」として売られています)。小さな酒屋さんでも置いてある所はあるので、結構見かけるかも知れません。

 さて、今回の題名は「& Variations」となってますね。実はこの Side- Car 【サイド・カー】 というカクテルを覚えるだけで、更に4つのカクテルが知識として増えることになります。なので、これらをまとめて「サイド・カー・ヴァリエーション」と呼ぶ場合があります。一気に行きます。


カクテル・白色


??? 【???】

基酒:??? 【???】
技法:シェーク
度数:29度
レシピ
??? 【???】 1/2
Cointreau 【コアントロー】 1/4
Lemon - Juice 【レモン・ジュース】 1/4

 まず、4大スピリッツのお話を。詳しくはそれぞれ独立した回で書いていきますが、Spirits 【スピリッツ】 とは蒸留酒のことで、その中でも特に優れたものが、 Gin 【ジン】Rum 【ラム】Vodka 【ウオツカ】Tequila 【テキーラ】 というお酒なのです。
 ここで、上記の「???」の部分に4大スピリッツを振り分けた場合、
 Gin 【ジン】White - Lady 【ホワイト・レディ】

 Rum 【ラム】X.Y.Z. 【エックス・ワイ・ズィ】

 Vodka 【ウオツカ】Balalaika 【バラライカ】

 Tequila 【テキーラ】Margarita 【マルガリータ】

となります。


 お分かりでしょうか。ブランデーの部分が変わるだけです。「え、4つも名前を覚えるのは面倒くさい」と思われるかも知れません。ですが、変わるのは基酒(ベース)の部分だけなので、たとえばあなたがジンを好む方なら、
サイド・カー のヴァリエーションで、ジンをベースにしたやつ、ちょうだい」
「はい、 ホワイト・レディ ですね」
 となるわけです。実際、「今日はウオツカが飲みたいから、ウオツカ・ベースのサイド・カー」とか「テキーラのサイド・カーね」と注文する人もいます。バーテンダーさんとしても、サイド・カーは有名で、しかもレシピは簡単なのでまず覚えています。そのベースを変えるだけですから、こういった注文でも十分喜ばれるのです。

 ここの趣旨はあくまでも初心者向き(そのうち徐々にレベルアップをしていきますが)ということで、バーテンダーを目指している方ならともかく、上記の5つすべての名前を覚える必要はありません。 まずはSide - Car 【サイド・カー】 だけで十分です。


 それぞれのカクテルの由来について、簡単に説明を。
White - Lady 【ホワイト・レディ】

 1919年にロンドンのシローズ・クラブのバーテンダーだったハリー・マッケンホルン氏が作ったとされていますが、その当時はクレーム・ド・ミントというミントのリキュールが使われたようです。1925年にベースがジンに代わり、人気が高まったとされています。ただ、なぜこの名を付けたのかはよく分かりません。(ご存知の方、情報お待ちしております)


X.Y.Z. 【エックス・ワイ・ズィ】

 アルファベット26文字の最後、X、Y、Z。つまり、これより後がない、最後の、究極のカクテルという意味。上記とは逆に、名前の由来は分かっているのに製作者がまるで分からないというカクテルです。
 私もこれを締めのカクテルとしています。私のいきつけのお店では、私がこれを頼むと、バーテンダーさんは差し出した後に裏でこっそりと勘定の計算を始めます。暗黙の了解というやつですね。これを頼んだからといって後は何も頼んじゃいけないわけではないのでご安心を(笑)。
 名前に恥じない、これ以上に手の加えようがないカクテルです。ちなみにZを「ゼット」ではなく「ズィ」と呼ぶのは、気取っているわけではなく、英語圏ではこう言わないと通用しない場合があるからです(単独では「ゼット」と言うのに、単語になると「ズィ」となる不思議なアルファベットですね)。


Balalaika 【バラライカ】

 ロシアの民族楽器の名前です。ベースがウオツカだからでしょう(ウオツカは必ずしもロシアで作られているわけではないのですが、ロシア=ウオツカというイメージが強いですね)。


Margarita 【マルガリータ】

 これは有力な説が2つあります。1つ目は、ロサンゼルスのバー「テール・オ・コック」のバーテンダーであるジャン・ディレッサー氏が作ったというもの。彼にはマルガリータというメキシコ人の恋人がいたのですが、狩猟に出かけた際に流れ弾に当たって命を落とし、その思いを込めてメキシコの酒であるテキーラをベースにこのカクテルを作ったとされています。そして1949年、アメリカで行われたナショナル・カクテル・コンテストでこのカクテルを披露し、見事に3位を獲得しました。
 もうひとつは、製作者は全く別のバーテンダーで、マルガリータという恋人のために考案したカクテルとされてます。
 前者のほうはなにしろ、製作者自身の思い出とともにコンテストに出された作品ですので、多くの人はこちらの説を支持しているようです。いずれにせよ、恋人のために作られたというカクテルであることは間違いないようです。


 余談ですが、写真が白抜きに変わりました。借りたデジカメが悪かったのか、撮影方法がまずかったのか、背景を黒抜きにしたら白いカクテルのはずが濃灰色というか薄い黒色の不気味なカクテルに。なので今回は白抜きで。お勧めのデジカメってありませんか? カクテルで背景が写りこむのはあまり好きではないのですが、みなさんはその辺り、どうお考えでしょうか? また、同じグラスで同じような色のカクテルの場合、同じ写真を流用していますが、まあこれは、大人の事情(?)というやつです。なにしろ、バリエーション説明だけで5回もカクテルを作るのは大変ですから(さすがにコアントローが入ったカクテルを一気に5杯も飲む勇気はありませんし、撮り直すのも大変なので)。
 今回は定番のカクテルを説明することができて、ようやくまともな内容になってきたような気がします。
Orange - Blossom 【オレンジ・ブロッサム】 (第1回)や Bloody - Mary 【ブラッディ・メアリ】 (第2回)とて、定番でまともなカクテルであることに変わりはないのですが。

 次回は、ここまでほとんど無視してきた「ステア」や「シェーク」、「グラスの違い」など技法を扱ってみたいですね。こちらもちとイヤな思い出とかいい思い出とかもありますから。



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